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223号(2020年9月号)今、こんな仕事をしています

○○禁止ではなく、できることを増やす「育てる広場」~茨木市役所前に「IBALAB@広場」がオープンしました!


茨木市の市民会館跡地エリアでは、市民自らが考え、使い、育てていく「育てる広場」をコンセプトに広場の検討・整備が進められており、2023 年度には新しい施設と芝生広場が完成する予定です。

 茨木市の市民会館跡地エリアでは、市民自らが考え、使い、育てていく「育てる広場」をコンセプトに広場の検討・整備が進められており、2023 年度には新しい施設と芝生広場が完成する予定です。
 新施設が整備されるまで、3年半の暫定的利用のための広場が「IBALAB@広場」(イバラボ広場)です。
 イバラボ広場はインターロッキング舗装の「下の広場」と、芝生と防災倉庫兼キッチンの建物がある「上の広場」があります。下の広場が6月からオープンしており、スケボーやBMXなど、いわゆるストリートスポーツの若者を中心に、生き生きとした活動の風景が生まれています。

広場内覧会の様子

広場内覧会の様子

 一方で、夜中のスケボーによる音や、花火や焚火による火の使用が問題になっています。だからといってすぐに禁止とはいわず、共存しながら、市民のできることを増やすために、どういった工夫やルールがあれば様々な広場利用が実現できるのかを、全4回のワークショップを通して参加者と一緒に考えています。
 第3回目のワークショップでは、「火を使うときは水を用意する」「利用時間を決めて専有しない」「音を出すときは音量に気を付ける」など、ルールにつながる様々なアイデアが出ました。次回の第4回では、今回の提案を踏まえて事務局で作成するルール案を元に、参加者と議論し、ルールをブラッシュアップしていく予定です。
 上の芝生広場のオープンは10月ですが、先んじて9月から週末だけのイベント利用が始まっています。10月末には広場のキッチンを利用した、事業者によるカフェ営業もはじまる予定で、広場のある日常が浸透していくことが楽しみです。これからも「IBALAB@広場」が育っていく様子をご期待下さい。

ワークショップの様子:コロナ対策のためスクール形式

ワークショップの様子:コロナ対策のためスクール形式

太田雅己:地域再生デザイングループ

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