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223号(2020年9月号)特集「あじ」

飲むほどに酔うほどに地域が豊かなる焼酎~「環」


九州、特に鹿児島、宮崎は焼酎文化であり、熊本は米焼酎発祥の地です。特に人吉・球磨地方には28箇所の米焼酎の蔵があり、個性豊かな焼酎を造っています。大分は主に麦焼酎の土地柄です。福岡県においても明治初期から朝倉地域の方で「らんびき」という麦焼酎が製造されてきており、今では福岡県の多くの酒造所で日本酒以外に、焼酎を造っています。

 九州、特に鹿児島、宮崎は焼酎文化であり、熊本は米焼酎発祥の地です。特に人吉・球磨地方には28箇所の米焼酎の蔵があり、個性豊かな焼酎を造っています。大分は主に麦焼酎の土地柄です。福岡県においても明治初期から朝倉地域の方で「らんびき」という麦焼酎が製造されてきており、今では福岡県の多くの酒造所で日本酒以外に、焼酎を造っています。
 このような焼酎文化の土地柄である中で、私は11年前から八女市上陽町の休耕地を活用し、都市住民と地元の方々と一緒にコガネセンガンという芋を栽培し、焼酎にして販売するプロジェクトに取組んでいます。実際の焼酎製造は地元の後藤酒造場にお願いして造ってもらっています。
 このプロジェクトのきっかけとなったのは、平成22年度の国土交通省モデル事業「過疎地域の安心・安定の暮らし維持構想」の中で地元の方とのワークショップで、休耕地活用のアイデアとして生まれたものです。焼酎は、四号瓶で1600 円と大量生産の焼酎に比べて割高となっていますが、一本当たり300円の基金を積み立て、この基金を地域で頑張っている団体に寄付をし、地域活性化の応援をしています。

昨年、11月初めに実施した収穫祭

昨年、11月初めに実施した収穫祭

 昨年は上陽町にある小中一貫校・北 学園のゴルフ倶楽部、今年は八女市を拠点に演奏活動をしている和太鼓集団「童衆」に5万円の寄付をしました。寄付額は些細なものですが、地域が少しでも豊かになることを願い、地元の方の支えがある限りは活動を継続していきたいと思っております。この活動に興味のある方、応援したい方は下記のHPを覗いてみてください。
https://www.facebook.com/pg/joyo.imop/posts/

手づくり焼酎「環」のチラシ

手づくり焼酎「環」のチラシ

山田龍雄:㈱よかネット(九州事務所 所長)

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