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Letters arpak京都市がSDGs先進度で首位
日本経済新聞の「全国市区・サステナブル度・SDGs先進度調査」において、京都市が首位として紹介されました。SDGsとは、2015年の国連サミットで採択された国際目標です。
日本経済新聞の「全国市区・サステナブル度・SDGs先進度調査」において、京都市が首位として紹介されました。SDGsとは、2015年の国連サミットで採択された国際目標です。「持続可能な世界」を実現するための17のゴール・169のターゲットを定め、2030年までに達成することが謳われています。貧困・保健福祉・教育・ジェンダー・エネルギー・気候変動・平和・経済成長など、多岐に渡るゴールが設定されており、日本政府はもとより、地方自治体や地域づくりの現場で話題となっています。
同調査では、独自の指標から全国約800市区を評価した結果、京都市が最高得点になったとのこと。省エネ、ごみ減量、市立小中学校の空調設置率のほか、「四条通の歩道拡幅」がポイントとして挙げられています。
歩道拡幅事業は、京都のメインストリートであり祇園祭の舞台でもある四条通において、車道を4車線から2車線に半減する一方、歩道を3m50㎝から2倍化したものです。狭い歩道に来街者が溢れていた状態を危惧した地元商店街の四条繁栄会が京都市と協力、足掛け10年掛りで実現したものです。
アルパックも四条繁栄会の組合員。私たちも「地元」として、歩道拡幅はじめ様々に商店街活動に関わる機会を頂戴しています。今なお、たくさんの試みが進行中です。「持続可能なまち」は、常に新しいことに挑戦し続けることで実現するのでしょう。
もっとも、1200年続く京のこと。みやこ雀に尋ねたならば、「当たり前な」と真顔でスルーされるだけかもしれません。
地域産業イノベーショングループ/高野隆嗣
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