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214号(2019年3月号)きんきょう&イベントのお知らせ

地域まちづくりシンポジウム「京都がつむぐこれからのまちづくり(主催:京都市)」が開催されました。


京都市で今起きている「少子高齢化」「空き家の増加」「観光客の増加」「地域と事業者の連携によるまちづくり事例の増加」「新たなまちづくり主体の出現」といった事象を背景として、今後のまちづくりでポイントとなる2つのテーマを設定して、パネルディスカッションが実施されました。

 京都市で今起きている「少子高齢化」「空き家の増加」「観光客の増加」「地域と事業者の連携によるまちづくり事例の増加」「新たなまちづくり主体の出現」といった事象を背景として、今後のまちづくりでポイントとなる2つのテーマを設定して、パネルディスカッションが実施されました。
 1つ目のテーマ「新たなまちづくりの担い手~京都の強み‘地域力’にプラスの風を吹き込む~」では、金融機関や事業者、大学、まちづくり会社といった、これからまちづくりの主体として期待される方々による議論がありました。
 2つ目のテーマ「活力を生み出すまちづくり~事業者とのコラボによって持続可能なまちを創る~」では、不動産事業者や不動産投資ファンド、大学、地域自治組織の方々に、今後、事業者が地域とどのように関わり、どのようにまちづくりを進めるのかという議論がありました。
 この2つの議論の中で、地域に対しては、「新たな風を受け入れる寛容性」、「事業者によるまちづくりの動きに対して受け身ではなくメリットを受け止めるスタンス」の重要性が語られたと感じます。
 また、それを支える仕組みとして、「地域の価値を生み出していくための仕掛け」「地域と事業者が本音で語り合える場」「まちづくり会社の育成」などの必要性についても意見が交わされました。
 このシンポジウムでの議論を踏まえ、京都市の地域まちづくりを進めていく新たな仕組みの検討が進められています。

地域まちづくりシンポジウムの様子

地域まちづくりシンポジウムの様子

地域再生デザイングループ/嶋崎雅嘉

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