レターズアルパック
Letters arpak254号(2026年6月)特集「こどもの学び場からはじまる、まちづくり」
テーマ「こどもの学び場からはじまる、まちづくり」
まちづくりは「おとな」の発意からはじまることが多く、どうしても「おとな」を前提に考えてしまいがちです。しかし本来は「おとな」だけでなく「こども」、さらには「ひと」以外の「いきもの」にも目を向ける必要があります。
まちづくりは「おとな」の発意からはじまることが多く、どうしても「おとな」を前提に考えてしまいがちです。しかし本来は「おとな」だけでなく「こども」、さらには「ひと」以外の「いきもの」にも目を向ける必要があります。筆者もこれまで「こども」の建築・まちづくり学習や教育大綱づくりのワークショップの運営に関わったり、住民主体の保育園づくりに当事者として参加したりと、まちづくりの中で「こども」と向き合う機会を重ねてきました。
「こども」は「おとな」へと成長する過程にありますが、日々の生活の中では学びの要素が「おとな」以上に重要な意味を持っています。学びの場にはカリキュラムに基づくフォーマルなものと、日常の中で偶発的に生まれるインフォーマルなものがあります。これら両方の環境が整えられることで豊かな学びが実現すると考えられます。学び場づくりが単に学校(校舎)を整備することにとどまるものではないことは言うまでもありません。
少し古くなりますが、思想家イヴァン・イリイチは『脱学校の社会』の中で学校が受動的な学習の場になっていることに疑問を投げかけ、社会全体を学びの場として捉え直すことの必要性を提唱しました。これはまちづくりにも通じる考え方で、社会全体を学びの場にしていく取組はまさにまちづくりでもあります。まちづくりは学びの場づくりからもはじまるのです。本号では「こどもの学び場」をテーマとしたいくつかの取組をご紹介します。
254号(2026年6月)の他記事
バックナンバーをみる
タグで検索










