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253号(2026年3月号)まちかど

JR吹田駅前「吹田さんくす」


「吹田さんくす」は昭和54年(1979年)に駅前再開発事業で整備、開業した複合商業施設で、1番館から3番館の3つのビルに商業施設をはじめ、多目的ホールや図書館等の文化施設、オフィス、住宅が整備され、当時の都市機能を垂直に整備し空中で水平につなぐ空中都市の思想が取り入れられています。

 「吹田さんくす」は昭和54年(1979年)に駅前再開発事業で整備、開業した複合商業施設で、1番館から3番館の3つのビルに商業施設をはじめ、多目的ホールや図書館等の文化施設、オフィス、住宅が整備され、当時の都市機能を垂直に整備し空中で水平につなぐ空中都市の思想が取り入れられています。
 JR吹田駅の改札を抜けると昭和生まれの私にとってはどこか懐かしさの残る風景がそこにあります。館内を歩くと専門店街には地元の人々に古くから馴染みのある個人店も残り、店主とお客さんのやり取りが再開発前の商店街の空気感を感じさせます。大きな矢印のネオンサインに導かれ、階段を下ったその先には路地裏の飲み屋街をビルの地下に移植したようなのれん街があります。

大きな矢印がのれん街へ誘う

大きな矢印がのれん街へ誘う

 地元の常連さんらしきお客さんが昼間からグラスを片手にギャンブルの話でもしているのか…、少し怪しげな昭和の匂いがプンプンです。4階にある多目的ホールのエントランスのマーブル模様の床やエレベーターホールのシャンデリア、当時流行の建築デザインも現役でマニアにはたまらない空間です。

シャンデリアが醸し出す昭和の匂い

シャンデリアが醸し出す昭和の匂い

 最後に立ち寄った喫茶店。昔ながらのメニューとBGM。秒速で流れる時間を少し緩めて懐かしのフォークソングを聞きながらゆったり過ごす時間もたまには良いのでは。
 このJR吹田駅前再開発事業では基本計画から権利者調整、設計・監理他、アルパックがトータルコンサルティングを行いました。

ゆったりした時間が流れる喫茶店

ゆったりした時間が流れる喫茶店

建築プランニング・デザイングループ 原田 稔

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