レターズアルパック
Letters arpak都島区まちづくりビジョン2040策定に向けて
都島区は、梅田まで約10分と都心へのアクセスに優れつつ、三方を川に囲まれ、水や緑を身近に感じられる落ち着いた住環境が魅力のまちです。近年はファミリー層にも人気があり、人口は微増傾向にありますが、今後は大阪市全体で人口減少が見込まれています。加えて、先行きが不確実な時代において、これまでと同じやり方だけでまちの活力や魅力を維持することは容易ではありません。
都島区は、梅田まで約10分と都心へのアクセスに優れつつ、三方を川に囲まれ、水や緑を身近に感じられる落ち着いた住環境が魅力のまちです。近年はファミリー層にも人気があり、人口は微増傾向にありますが、今後は大阪市全体で人口減少が見込まれています。加えて、先行きが不確実な時代において、これまでと同じやり方だけでまちの活力や魅力を維持することは容易ではありません。
そこで、将来の長期的な変化に対応しながら、より戦略的にまちの魅力を創出・育成・醸成していくため、長期的な視点で区の将来像を示す「都島区まちづくりビジョン2040」の検討がスタートしました。今年度から当社がビジョン策定をお手伝いしています。ビジョンの検討では、データ分析に加え、区内で活動される方々へのインタビューや、区民の皆さまと将来像を描く地域別ワークショップを通じて、都島区のポテンシャルと課題を整理し、2040年にめざす姿を具体化しているところです。
ビジョンの検討と並行して、京橋駅近くの京橋公園(コムズガーデン)では、先行的な取組を進めています。京橋は「ディープな飲み屋街」の印象が強いかもしれませんが、JR・京阪・地下鉄が集まる大阪第4のターミナルです。周辺では公園や駅のリニューアル、再開発などまちづくりの動きも進んでおり、商業・ビジネス(大阪ビジネスパーク等)・観光(大阪城公園)・教育研究/イノベーション(大阪公立大学)など、多様な機能が融合したエリアを形成しています。
本ビジョンでは、区のシンボル的なエリアとして京橋エリアを「ターゲットエリア」に設定し、京橋駅周辺に集まる人の流れを区内へ広げ、回遊を生み出す取組を試行的にスタートしました。京橋公園を起点ににぎわいを創出し、滞在しやすい空間づくりや新たなイメージづくりにつなげることをねらいとして、イベント「京橋にぎわいマルシェ」を昨年10月にプレ開催しました。

「京橋にぎわいマルシェ」の様子
コンセプトは、都島・京橋の「グリーン(緑や公共空間)」を活用し、区民が新しいコト・モノ・ヒトに出会える〝 オアシス 〟を増やしていくことをめざす「Green Oasis Miyakojima」です。新しいチャレンジを後押しし、関わる人同士のつながりが自然に広がることで、京橋・都島の風景やイメージが少しずつ更新されていくことを目標としています。
当日は雨の時間帯もありましたが、音楽、グルメ、雑貨、ワークショップなどを多くの方に楽しんでいただき、京橋公園にこれまでと違う過ごし方の風景が生まれました。公園が「通過する場所」から「立ち寄って過ごす場所」へと変わる手応えも得られ、今後の可能性を確認できた機会となりました。
プレ開催の結果を踏まえ、今年3月に本格開催を予定しています。現在は有志メンバーによる実行委員会を立ち上げ、「こんなチャレンジがしたい」「京橋公園でこんな過ごし方をしてみたい」といったアイデアの実現に向けて準備を進めています。10月のプレ開催よりも区民の皆さまやプレイヤーの皆さまとの関係性を広げ、継続的な取組として育てていく段階に入っています。

「京橋にぎわいマルシェ」の様子
自分が住んでいる区でありながら、都島区には、これまで認識していた以上に魅力的な人や資源があることを、本業務を通して実感しました。「便利で住みやすい」だけにとどまらない、暮らしを豊かに彩る人・コト・モノに出会えるまちへ。区民の皆さまがワクワクする未来を描けるよう、引き続き取り組んでまいります。

企画メンバー集合写真
都市再生・マネジメントグループ 吉岡 志穂
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