レターズアルパック
Letters arpak持続可能な未来をデザインする - アルパックの環境分野の挑戦 -
アルパックの環境分野における挑戦は、今から45年以上前、まだ「3R」や「SDGs」という言葉すらなかった時代に遡ります。当時の社会課題は、20年間で5倍以上に急増した家庭ごみや、国会でも問題となった空き缶のポイ捨てなど。この「目の前にそびえ立つ課題」を単に清掃工場の建設で乗り切って終わりにするのではなく、発生・急増のメカニズムを探り、削減の方法を議論し、どうしたらごみの少ない社会にできるのかという、泥臭くかつ切実な課題に向き合い続けてきたのがアルパックの環境分野の原点です。
45年超の歩み、それは「目の前の課題」から始まった
アルパックの環境分野における挑戦は、今から45年以上前、まだ「3R」や「SDGs」という言葉すらなかった時代に遡ります。当時の社会課題は、20年間で5倍以上に急増した家庭ごみや、国会でも問題となった空き缶のポイ捨てなど。この「目の前にそびえ立つ課題」を単に清掃工場の建設で乗り切って終わりにするのではなく、発生・急増のメカニズムを探り、削減の方法を議論し、どうしたらごみの少ない社会にできるのかという、泥臭くかつ切実な課題に向き合い続けてきたのがアルパックの環境分野の原点です。
当時から脈々と続くのが、「ごみを見て、実態を把握し、実現可能な仕組みを築く」という現場主義の精神です。私たちは、これまでずっと、この精神で業務を進めてきました。
時代の要請とともに、「環境」は世界の共通言語へ
しかし、時代は大きく動きました。環境問題は「目の前の課題」から「世界規模での連帯が必要な人類の生き残り戦略」へと劇的に進化しています。
それに呼応して、私たちの業務範囲も大きく広がっています。地球規模の気候変動を食い止める「地球温暖化対策」、失われゆく生態系を守る「生物多様性保全」、そして持続可能なエネルギーの根幹を担う「再生可能エネルギー」の導入支援まで。合わせて廃棄物分野もレアメタル等の稀少金属の問題やグローバルなプラスチック汚染などへと広がっています。今や「環境」は、特定の分野を指す言葉ではなく、市民から企業まで、あらゆる社会活動の前提条件となっています。
行政の「計画」から、市民・企業の「実践」のフェーズへ
今、環境分野で起きている最もエキサイティングな変化は、解決の「主役」の交代です。これまでは行政が中心となってルールを作り、市民や事業者が実行するという棲み分けが主流でした。しかし現在、地球温暖化対策やサーキュラーエコノミー(循環経済)といった巨大なテーマにおいて、解決の鍵を握っているのは、最前線にいる企業や、日々の生活を送る一人一人の市民です。
今や環境対策は「コスト」や「守り」ではありません。企業にとっては新しいビジネスを生む「チャンス」であり、市民にとっては生活の豊かさを実感できる「希望」となっています。例えば、私たちが愛知県で支援するサーキュラーエコノミー(循環経済)の実践では、企業への伴走支援による事業化に取り組んでいますが、これまでコストをかけるだけであった環境対策が、新たなビジネスへと昇華していく姿を見ると、この「チャンス」が環境ビジネスにパラダイムシフトをもたらしていることを実感します。
環境の「幅」と「質」の変化 ― 未来への新たな一歩 ―
今回のレターズでは、私たちが手がける多種多様な業務の中から、特に「環境分野の広がり」や「主役の変化」を実感いただける2つのプロジェクトをピックアップしてご紹介しています。
◆リユース食器の普及促進:環境配慮を
「当たり前」の文化に
単なる「プラごみ削減」ではなく、消費者の行動そのものを変容させ、環境配慮型のライフスタイルをビジネスモデルとしても定着させる試みです。
◆洋上風力発電の導入支援:次世代の主力電源を築く
エネルギー自給率の向上と脱炭素を両立させるため、地域社会と調和しながら巨大なインフラを構築する、スケールの大きな挑戦です。
これまで「廃棄物対策」の時代から大切にしてきた理念を守りつつ、ライフスタイルの変革、そして次代を担うエネルギーまで、私たちの仕事はひろがってきました。環境の重要性がますます高まるこれからの社会において、私たちはこれまで以上に前向きに、かつ楽しみながら、サステナブルな未来のデザインに挑戦します。
サステナビリティマネジメントグループ 長澤弘樹
入社以来、廃棄物対策や地球温暖化対策、生物多様性保全、循環経済の実践等に幅広く取り組む「環境政策」のエキスパート。
サスティナビリティに関する調査・計画・政策提言のみならず、社会実装に向けた実証事業や事業化まで、多種多様な地域の環境課題解決に日々向き合っている。
253号(2026年3月号)の他記事
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