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245号(2024年5月号)きんきょう&イベントのお知らせ

事務所だより(大阪)「緒方洪庵先生、ありがとう 」


出会いと別れの春が過ぎ、大阪事務所では2名の新入所員を迎えました。人が資本であり、商品でもあるアルパック。ケイパビリティを高めるために、採用や人材育成は今後より一層注力したい領域です。既にご存じの方も多いかと思いますが、大阪事務所があるビルの隣には緒方洪庵の適塾がありました。

「緒方洪庵先生、ありがとう」

 出会いと別れの春が過ぎ、大阪事務所では2名の新入所員を迎えました。
 人が資本であり、商品でもあるアルパック。ケイパビリティを高めるために、採用や人材育成は今後より一層注力したい領域です。既にご存じの方も多いかと思いますが、大阪事務所があるビルの隣には緒方洪庵の適塾がありました。医師・蘭学者としてだけでなく、教育家としても優れていた洪庵。塾生に対して怒ることはめったになかったそうですが、学問の本質を学ぶことについてはかなり厳しく指導したそうです。例えば洋書の翻訳をする際にも、「単に言葉ひとつひとつを正確に訳すのではなく、話の本質・本筋を捉え、平易な言葉で誤りなく相手に伝えることが大事だ」と教えを垂れた、と聞いたことがあります。
 人に何かを伝える際、「正確」に伝えようとするあまり、要点がわかりにくくなったり、相手の理解が追いつかなくなったりしてしまうことは、私も多々あります。大切なのは「本質を伝え、相互理解に至ること」。そして「怒らないこと」!
 毎朝毎晩、緒方洪庵像の横を通り過ぎながら、反省を繰り返しています。

事務所近くの緒方洪庵像

事務所近くの緒方洪庵像

大阪事務所 倉見祐子

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