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245号(2024年5月号)特集「雨あがり」

野球の話


「雨あがり」と聞いて、非常に難しいテーマだと悩みながら、何を執筆するか自分の部屋で考えていました。ふと目線の先にあったのが、野球のグローブでした。話はかなり遡りますが、私は小学校3年から中学3年まで野球をしていました。もともと転勤族ということもあり、小学3年生の時に、横浜から大阪に引っ越して来たのですが、引っ越して早々、父親に地元の少年野球チームに連れて行かれ、なぜかお試し体験という形で練習に混ざりました。

 「雨あがり」と聞いて、非常に難しいテーマだと悩みながら、何を執筆するか自分の部屋で考えていました。ふと目線の先にあったのが、野球のグローブでした。話はかなり遡りますが、私は小学校3年から中学3年まで野球をしていました。もともと転勤族ということもあり、小学3年生の時に、横浜から大阪に引っ越して来たのですが、引っ越して早々、父親に地元の少年野球チームに連れて行かれ、なぜかお試し体験という形で練習に混ざりました。父親の会社の同僚がたまたま野球チームのコーチを務めていたため、「せっかくなら来てみたら」と言うことで、父親と一緒に行ったそうです。父親がもともと野球をしていたこともあり、また幼少期から野球で遊んでいたので、あまり深くは考えずに、少年野球チームに入部することになりました。
 そこから7年間ほど野球をやり続けることになり、試合に勝ったり負けたり色々とやりがいも感じていましたが、当時は練習が辛すぎて何度も辞めたいと思いながら続けていました(今の時代だったら一発OUTな練習内容だったと思います)。そのため、「雨」の影響で練習が中止になることが、私を含めメンバー全員にとって最も嬉しい出来事でありました。練習日の2日〜3日前になると天気予報のチェックは欠かさず行い、雨の予報だとガッツポーズをしていました。ただ、予報どおり、中止になる時はよかったのですが、直前で天気が回復するということももちろんあり、その際は「雨あがり」の中、きつい練習が待ち構えていました。私にとって、「雨あがり」はどん底に落とされる瞬間だったなと記憶しています(それでもなんだかんだ続けられたのは、仲間の助けもあったからだと思います)。
 アルパックに入社して今年で3年目となりましたが、もちろん仕事の中で辛いことに直面することはあります。ただ当時の練習に比べたら、身体的にも精神的にも辛いことは一切なく、今となっては良かったなと思います。今年も野球で培った「根性」を武器に頑張りたいと思います。

地域産業イノベーショングループ 山口泰生

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