レターズアルパック
Letters arpak道路空間のあり方を考える社会実験「みちリノ」を実施しました
茨木市の中央通りで、昨年11月に道路空間活用の社会実験を実施しました。これまでもメインストリートの魅力を高める取組として、令和2年度に基礎調査の実施、令和3年度にワークショップ、令和4年度に社会実験を実施し、レターズアルパックでも紹介してきました。
茨木市の中央通りで、昨年11月に道路空間活用の社会実験を実施しました。これまでもメインストリートの魅力を高める取組として、令和2年度に基礎調査の実施、令和3年度にワークショップ、令和4年度に社会実験を実施し、レターズアルパックでも紹介してきました。
昨年度の社会実験では、多くの人にとって趣旨が伝わりにくい、わかりにくかったという反省がありました。この反省を踏まえ、今年度はエリアを狭めて車両の通行止めをしながら、2日間だけですが大胆に道路空間を変える社会実験を実施しました。
場所はJR茨木駅前商店街。少し寂れてきた雰囲気もある商店街で、活性化にもつながることを目指し、沿道店舗の店主さん達に声をかけながら企画を検討していきました。
しかし当然ながら店主のみなさんが忙しく、最初から好意的に受け止めるというよりも、むしろ批判的なご意見も多くいただきました。粘り強く通うことで徐々に打ち解けていき、最初は批判的な目線でいろんなご意見をいただいた若干コワモテの店主さんが、「ええやん、やろう」と乗り気になった時は、心をつかめた気がしてうれしい気持ちになりました。そうして2日間の社会実験はいろんな人の笑顔が見え、反省もありながらいい取組として終わりました。ステークホルダーの機運を高めてまちを動かしていくために、やはり現場に出て考えることが重要だと改めて思いました。
社会実験の結果はすぐには整備等にはつながりませんが、今回できた関係者とのつながりを維持しながら次の取組につなげていきたいと思います。
生活デザイングループ 太田雅己
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