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244号(2024年3月号)特集「環」

私にかかる色んな環


年齢を重ね、同じようなサイクルで生活をしていると変化が少なくなり、1年があっという間に過ぎるということが多くなります。ここ数年、仕事もプライベートもこれまでにない動きをする中で、自分を取り巻く環が広がりつつあり、この年になって1年1年が長くなってるな~と感じています。

 年齢を重ね、同じようなサイクルで生活をしていると変化が少なくなり、1年があっという間に過ぎるということが多くなります。ここ数年、仕事もプライベートもこれまでにない動きをする中で、自分を取り巻く環が広がりつつあり、この年になって1年1年が長くなってるな~と感じています。
  仕事では、これまで計画づくりを行政の方々とさせていただくことが多かったのですが、近況でも書かせていただいたとおり少し変わって410戸の大規模団地の建替え事業のお手伝いをさせていただいております。410戸の権利者の方々とお話しをすることで、様々な立場でのライフプランの悩みをお聞きしますし、事業を進めていくために、社外の方々(デベロッパー、ゼネコン、設計事務所、弁護士、司法書士などなど)とも、ご一緒にお仕事をさせていただくことで、これまでにない経験をさせていただいています。昨日は、団地の53年目での最後の感謝祭で、いろいろな方から、団地の歴史のお話を聞かせていただきました。あとくわしいことはお話しできませんが、差し押さえや供託なんて手続きも経験しています。
 プライベートでは、仕事にかまけて、これまで全くといっていいほどしてこなかった地域との関わりですが、子どものサッカークラブでのコーチのお手伝いを通じて、これまでの全然知らなかった100人ぐらいの小学生と知り合いになり、コーチ仲間のパパ友ができました。家の周りで買い物していたり、登校の見守り活動(オレンジ隊)をしているとあいさつで声をかけられるのも、気持ちのいいものです。
 広がった環がすぐに何かに活きてくるかは分かりませんが、人と人との環を広げていくことで人としての幅、厚みを持たせながら、人間として成長できればいいかなと思う今日この頃です。

団地の53年目での最後の感謝祭の様子

団地の53年目での最後の感謝祭の様子

都市再生・マネジメントグループ 西村創

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