レターズアルパック
Letters arpak244号(2024年3月号)特集「環」
特集「環」
「環」という字には「まわる」や「めぐる」という意味があります。端点がなくつながっているので始まりもなければ終わりもない。
「環」という字には「まわる」や「めぐる」という意味があります。端点がなくつながっているので始まりもなければ終わりもない。
普段の私たちの暮らしの中にはいたるところに「環」が満ちています。明けない夜はないし、季節はめぐってくる。年度が終われば切れ目なく始まる。輪廻転生という哲学もあります。自転と公転を続ける地球にいる限り宿命づけられたことであるともいえるのかもしれません。
一方で、巷間でよく聞く言葉は「環境」でしょう。私たちの業務の中でもよく使う言葉です。文字の意味を考えると「まわりとのさかい」ということ。あるものをとりまく「場」や「空間」に触れる部分と考えると理解しやすいでしょうか。私たちをとりまく「環境」への感度を高めないといけません。
めぐりめぐる日々の中で、次にめぐってきた時には新しい自分を見つけられるよう、研鑽したいものです。
レターズアルパック編集委員会
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