レターズアルパック
Letters arpak事務所だより(九州)「まちを通して学ぶ」
新年あけましておめでとうございます。昨年9月に入社した鹿児島出身の宮川武大と申します。鹿児島県の薩摩川内市で育ち、福岡にある九州産業大学建築都市工学部を卒業後、鹿児島の工務店で経験を積み、この度(株)よかネット(兼九州事務所)に入社いたしました。
新年あけましておめでとうございます。昨年9月に入社した鹿児島出身の宮川武大と申します。鹿児島県の薩摩川内市で育ち、福岡にある九州産業大学建築都市工学部を卒業後、鹿児島の工務店で経験を積み、この度(株)よかネット(兼九州事務所)に入社いたしました。
よかネットとの出会いは、4回生の卒業研究でまちづくりに関する研究を行った際に、よかネットへヒアリングに伺った時でした。私はそれまで、まちづくりの仕事について無知であり、どういったプロセスでまちづくりが行われているか想像もつかなかったのでわかる人にヒアリングすることにしました。よかネットの方へヒアリングをした際に「話を聞いただけじゃわからないと思うからバイトをしてみないか」と誘われ、そこからアルバイトとして働くことになりました。大学卒業後は地元鹿児島で働いておりましたが、昨年9月によかネットへ戻ってまいりました。よかネットに戻ってからは、毎日刺激的な生活を送っています。まだまだ私だけでは仕事をすることは出来ないのですが、裏を返せば、多くのプロジェクトにサポートとして関われるので、建築や観光、環境や福祉など多くの経験をさせてもらえる良い機会です。
さて、入社してからは、休みの日の過ごし方が大きく変化しました。以前は家でゆっくりと過ごす事が多くありましたが、現在は、車を走らせ、知らないまちを探索しています。時には片道2時間以上かけてまちを訪れることもあります。最近では大分県日田市にある小鹿田焼の里に行ってきました。小鹿田焼は300年以上の歴史を持ち、世界一美しい民陶ともいわれており、その技術は一子相伝で受け継がれているそうです。また、小鹿田焼は原料となる土を砕く際に、ししおどしの原理で川の水を利用します。そのため、まちを歩くと川のせせらぎとともに唐臼の音が響き渡り、視覚と聴覚で楽しむことができました。知らないまちの個性や魅力を知り、知らないまちからちょっと知っているまちに変化していき、気づいたら知人にそのまちについて熱くプレゼンしていることもしばしば。そうやって知らないものを自分の体験を通して知っていくことをとても楽しく感じています。今年は昨年より多くの経験をして、関わる方々と盛り上がっていければなと思います。
九州事務所 宮川武大
243号(2024年1月号)の他記事
バックナンバーをみる
タグで検索