レターズアルパック
Letters arpak241号(2023年9月号)今、こんな仕事をしています
北海道松前町のサスティナビリティに関する総合支援に取り組んでいます
今、気候危機、人口減少社会など、サスティナビリティに関しこれまでの延長線上ではない、道筋が必要となっています。
今、気候危機、人口減少社会など、サスティナビリティに関しこれまでの延長線上ではない、道筋が必要となっています。
北海道松前町は、北海道最南端に位置する町で、北海道唯一の和式城下町です。また、イカ・松前漬けなどが主要産業でしたが、気候変動の影響も受け、漁獲量は大幅に減り、2000年に1万人を超えていた人口は、現在約6000人と急減しています。一方で、近年、町と協定を結んだ東急不動産(株)が運営する大型の風力発電のほか、小型風車も加えると、約90基以上の風力発電が稼働しており、北海道の北上風力発電促進地域にも指定され、注目されている地域でもあります。
こうした背景の中、昨年度、これまでの延長戦ではない、また次世代へバトンタッチしていくための道筋を示す「松前町スマートシュリンクSXビジョン」「松前町DX推進計画」「松前町SDGsチャレンジアクション」を策定し、今年度からは、総務省地域力創造アドバイザーとして町参与の辞令も受け、毎月滞在しながら、町政全般の支援に取り組んでいます。具体的には、エネルギー関連のほか、主要産業である観光、水産業、畜産業の新たな事業展開、行政全般のDX導入伴走支援、地域経済循環に向けた消費行動誘導の仕組み、小学校~高校までの探求学習支援など、多岐にわたります。
再生可能エネルギーという新たな資源を、地域の経済や人材育成にどう活かしていくのかが、地域に問われています。
本事業は、中川ほか、佐藤、原、江藤も担当しています。
サスティナビリティマネジメントグループ 畑中直樹
241号(2023年9月号)の他記事
バックナンバーをみる
タグで検索