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Letters arpak幻の都「長岡京」で、子どもたちに歴史文化を伝えるワークショップを開催しました
784年に平城京から遷都された「長岡京」は、わずか10年で都が平安京に遷され滅びてしまった幻の都と言われています。
784年に平城京から遷都された「長岡京」は、わずか10年で都が平安京に遷され滅びてしまった幻の都と言われています。
歴史の授業でもなかなかクローズアップされることがなく、歴史が苦手な私は恥ずかしながら知りませんでした。「長岡京」に関しては、まだ知られていないことも多く現在も発掘調査が行われています。それだけでも興味深いのですが、そんな「長岡京」のある長岡京市では、次世代を担う子どもたちの日常へめぶく「未来プロジェクト」事業が進められています。
この業務はその一環で、長岡京市の歴史文化の特徴である「7つのものがたり」を子供たちが楽しく学ぶことができる漢字ドリルの制作と、こどもワークショップを開催し、歴史文化を学んでもらうと共に、ドリル制作のヒントを導き出すといった内容です。アルパックは、子どもワークショップのお手伝いをしました。
ワークショップは、「長岡京市の歴史発見!謎解きアドベンチャー」と題し、市内の小学5・6年生を対象に3日間で行いました。1日目は、京都府立大学の上杉和央准教授から長岡京市の歴史のお話を聞き、2日目には、先生のお話から自分が行ってみたいコースを選択し、グループ別でまち歩きを行いました。まち歩きでは、市内の文化史跡・遺跡を巡り、子どもたちがインタビュアとなり、案内人にインタビューを行います。また各ポイントで「長岡京」の歴史に関する謎解きを行い、ゴールでは、各グループで取り組んだ謎解きの回答を組み合わせ「宝箱」を開ける仕掛けです。3日目は自由研究にもなる新聞づくりを行いました。まち歩きでインタビューした内容や自分が面白かった点などを新聞でまとめます。夏休みの宿題の中でも多くの子どもが頭を抱える自由研究になるということもあり、子どもたちは必至で取り組んでいました。新聞の内容をみると、子ども目線で長岡京の歴史の面白さを発掘できていると感じました。
今回参加した子どもたちには、これをきっかけに、まだ知られていない「長岡京」に関して、引き続き興味を持ってもらえればと思います。
地域再生デザイングループ 大塚純子
241号(2023年9月号)の他記事
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