レターズアルパック
Letters arpak自転車沼
私の愛車は、そもそもは、クロモリ(鉄)フレームのクラシカルな自転車でした。近所の北摂山中をフィールドに、山登りを重ねるうちに、ホイールを交換し、ハンドルを交換し、ステムを交換し、サドルを交換し、シートポストを交換し、ペダルを交換し、クランクを交換し、チェーンリングを交換し、前後ディレイラーを交換し、ブレーキを交換し、最後はフレームまでカーボン製に交換して、いつの間にかヒルクライム仕様に。振り返ると、何一つ原形が残っていないことに気付きます。
私の愛車は、そもそもは、クロモリ(鉄)フレームのクラシカルな自転車でした。
近所の北摂山中をフィールドに、山登りを重ねるうちに、ホイールを交換し、ハンドルを交換し、ステムを交換し、サドルを交換し、シートポストを交換し、ペダルを交換し、クランクを交換し、チェーンリングを交換し、前後ディレイラーを交換し、ブレーキを交換し、最後はフレームまでカーボン製に交換して、いつの間にかヒルクライム仕様に。振り返ると、何一つ原形が残っていないことに気付きます。
自転車趣味は、身体をエンジンとするスポーツ性が強いものの、プラモデルのように、時間をかけて、ゆっくりと機材を作り込んでいけるところが沼感を助長します。…とは言っても、自転車に乗らないと、作り込んだ効果も体感できません。
山の中を走ると、周囲の景色や、森の匂い、水の音、たまに動物とも遭遇、周囲の自然と一体感が魅力です。
ロングライドも良いです。特に〇〇イチと呼ばれる一周系ライドは、達成感とトラベル感が高めです。
大型のサドルバックにたくさん荷物を詰め込んで、自宅から自走で300キロメートルオーバーの行程ながら、友人達との1泊2日のゆるゆるビワイチ(琵琶湖一周)やアワイチ(淡路島一周)は、大事な心の癒しになっています。
また、ビール片手に夜中のロードレース観戦も楽しみです。特に、ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャといったグランツール開催期間中は、大抵寝不足です。
このように、自転車は色々な付き合い方ができ、色々な楽しみ方があります。乗ってもいいし、いじってもいいし、観てもいい。とても懐の深いパートナーです。
建築プランニング・デザイングループ 和田裕介
241号(2023年9月号)の他記事
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