レターズアルパック

Letters arpak
   
238号(2023年3月号)きんきょう&イベントのお知らせ

適塾路地奥サロン報告


第52 回適塾路地奥サロンでは、立命館大学食マネジメント学部の教授であり、アルパックのOBでもある高田剛司氏をお招きし、地域をおいしく、おもしろく〜「食」が拓く、つながりの再構築〜というテーマでご講演いただきました。

第52 回適塾路地奥サロンでは、立命館大学食マネジメント学部の教授であり、アルパックのOBでもある高田剛司氏をお招きし、地域をおいしく、おもしろく〜「食」が拓く、つながりの再構築〜というテーマでご講演いただきました。
 講演では、「食」を起点として地域のコミュニティの再構築をもたらしている3つの事例(ROOTH 2-3-3(福岡県大牟田市)、キコリ谷テラス(京都府京丹後市)、ヤマト糀パーク(石川県金沢市))をご紹介いただきました。3つの事例の共通点として、(1)「食」の拠点づくり、(2)関係者のネットワークづくり、(3)「食」を取り巻く景観づくり、(4)ガストロノミーツーリズムの視点が挙げられ、「食」は地域住民、生産者、飲食事業者、食品製造業者、交流・関係人口などの多様な人々を結びつけるキーワードとなることをご示唆いただきました。最後においしさの構成要素として、食品側の要因、人間(個人)の要因、環境要因の3つがあり、これらが揃い合うことで、本当のおいしさが感じられることをお話しいただきました。
 本講演を通じて、持続可能なまちづくりを考える上で、「食」が果たす役割はますます重要になってくると思いました。(山口 泰生)

適塾路地奥サロン実行委員会 山口泰生

238号(2023年3月号)の他記事

バックナンバーをみる

タグで検索

ページトップへ