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238号(2023年3月号)特集「ぽかぽか」

春の兆し


近頃はぽかぽかとした日差しが少しずつ顔を覗かせるようになり、つい先日には地元静岡の河津桜も見ごろを迎えたというニュースが届きました。

 今年の冬も厳しい寒さとなりました。一月には最強寒波が日本中を襲い、私たちの生活や交通に大きな影響を与えました。寒い冬にはぽかぽかの鍋や温泉などの楽しみはありますが、寒さに弱い私はどうしても部屋に籠りがちになってしまいます。
 近頃はぽかぽかとした日差しが少しずつ顔を覗かせるようになり、つい先日には地元静岡の河津桜も見ごろを迎えたというニュースが届きました。
 河津桜は二月上旬のまだ寒い時期に開花する早咲きの桜で、静岡県河津町が発祥とされています。大きくて濃いピンク色の花びらが特徴で、まだ寂しげな冬の景色をひときわ鮮やかに彩ります。今年は例年より遅れての開花だったそうですが、河津桜の名所には、既に多くの方が見物に訪れているそうです。
 寒さが少し和らいだとはいえ、まだまだ朝晩は冷え込む中、力強く咲き誇る姿を想像すると「春はもうすぐそこだよ」と背中を押される気持ちになります。
 一方で、春とともにやってくる大敵が花粉です。私も数年前から突如、花粉に悩まされるようになりました。
 花粉症には、じゃばらが効果的という話を聞きます。じゃばらは和歌山県北山村が特産の柑橘で、花粉症の緩和に有効と期待される成分が他の柑橘に比べて多く含まれていることから、近年注目を集めています。
 私が花粉症になって数年間は様子見と言いつつ特に対策をしてこなかったのですが、現在奇縁にもお仕事でよく北山村に通わせていただいていることもあり、私も試してみようかと思っているところです。
 ぽかぽかな春を感じられる日には、外に出てお散歩でもしたくなりますが、既に花粉との闘いは始まっています。敵とうまくつき合って、今年こそは穏やかに春を楽しめるといいなと思っています。

河津桜

春の訪れを教えてくれる実家の桜

建築プランニング・デザイングループ 新開夏織

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