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238号(2023年3月号)特集「ぽかぽか」

レンギョウが咲く頃


椿の一輪挿しを置いている灰色のテーブルに「蝋梅(ろうばい)」の黄色い花びらをまきました。ほんのりと気品ある香りがひろがります。「蝋梅」は「山茶花(さざんか)」と同じ11月頃から1月じゅう咲いています。

 その日、神戸も京都も雪は降らなかったですが寒い朝でした。阪神・淡路大震災、マグニチュード7.3です。トルコ南部では、もっとひどいことになっています。自然災害だけでなく、人間と人間の争いが続き、ウットウシイことです。世の中、灰色です。
 椿の一輪挿しを置いている灰色のテーブルに「蝋梅(ろうばい)」の黄色い花びらをまきました。ほんのりと気品ある香りがひろがりま
す。
 「蝋梅」は「山茶花(さざんか)」と同じ11月頃から1月じゅう咲いています。「梅」がそれに続きます。「山茶花」は「茶梅」ともいいます。みな「梅」が付くのですが、「蝋梅」はクスノキ目・ロウバイ科の落葉樹。「山茶花」はツツジ目ツバキ科の常緑樹。「梅」はバラ目バラ科の落葉樹。それぞれ違うのです。「椿」も違います。ツツジ目ツバキ科常緑樹。2月頃から咲きます。
 多様性・diversity とは「雑多」ではなく、似たものの集合で、「包摂」可能です。この「概念規定」で間違っていないでしょうか? この多様な「梅たち」。中國原産です。千年以上前から、そして、詩や絵と一緒に伝わってきています。「寒梅」に託した漢詩も知られています。
 さて、お次は「黄色いレンギョウ」です。シソ目モクセイ科レンギョウ属の落葉樹。連翹、黄壽丹ともいいます。3~4月、ぽかぽかと春を呼ぶのです。
 このスケッチは、1982年(昭和57年)3月3日、桃の節句の日、50歳です。

レンギョウのスケッチ

レンギョウのスケッチ

蝋梅の花びら

蝋梅

 

名誉会長 三輪泰司

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