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237号(2023年1月)今、こんな仕事をしています

中国四国地方の釣った!⾒た! お⿂の情報を集めています


近年、気候変動影響で、海の生態系が変化しつつあり、地域の・漁業や水産関連事業に影響を及ぼしています。

 近年、気候変動影響で、海の生態系が変化しつつあり、地域の・漁業や水産関連事業に影響を及ぼしています。
 現在、環境省事業で実施している「気候変動適応における広域アクションプラン策定事業 中国四国地域業務」において、テーマの1つとして、「瀬戸内海・日本海の地域産業分科会※」があり、その中で、瀬戸内海・日本海における魚種の変化などを「海の変化」の情報をいち早く収集しするために、海の市民である釣り人、ダイバー、漁業・水産関係者から釣った魚や見た魚の情報を収集する仕組みに関する実証を行っています。
 特に情報収集を呼びかけているのは、暖海性の魚種のうち、藻場の衰退・磯焼けの原因となる「藻類食害魚(アイゴ、イスズミなど)」、付加価値の高い魚種である「ハタ類(アラ、アオハタなど)」や、その他に「中国四国地域ではあまり見たことがないと感じる魚種」としており、地域の漁業に対して、リスクとなりうる魚種、チャンスとなりうる魚種の情報を既存のプラットフォーム(釣果サイト 釣りペディア、神奈川県立生命の星・地球博物館収蔵資料データベース)にご協力いただいて収集しております。
 実証開始から1か月が経過しておりますが、魚種の情報と一緒に、「ここ数年は釣れる魚が一ヶ月ずつ遅れている」など、海の変化の気づきも頂いております。
 今後は、いただいた情報の精度などを実証で確認しながら、各地域で気候変動に適応するアクションへ活用できる仕組みになるよう検討していきます。
 本実証は今年度の1月末まで実施しておりますので、年始に中国四国地域へ帰省・ご旅行の機会がありましたら、見かけた魚の情報提供にご協力ください!
※「瀬戸内海・日本海の地域産業分科会」では、国、関連自治体、研究機関等が参画し、魚種変化等の情報の情報収集や海の気候変動影響に関する情報発信体制の構築等を検討しています。

実証の詳細はアルパックHPへ
https://www.arpak.co.jp/event/item4980.html

サスティナビリティマネジメントグループ 駒和磨

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