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237号(2023年1月)今、こんな仕事をしています

茨木城下町の面影が残る 在郷町エリアにおける歴史・文化的資源を活かしたまちづくり


茨木市の中心部でJR茨木駅と阪急茨木市駅に囲まれたところには、かつて茨木城の城下町として発展した「在郷町」というエリアがあります。

 茨木市の中心部でJR茨木駅と阪急茨木市駅に囲まれたところには、かつて茨木城の城下町として発展した「在郷町」というエリアがあります。
 江戸時代初期に廃城となってからは酒造業などの商工業で栄える集落となり、今でも旧街道沿いには立派な町家や歴史を感じるものがたくさん残っています。
 令和2年度からスタートした本業務では、これまでに、町家をはじめとした在郷町に残る歴史・文化的な資源を調査し、景観まちづくりの動きにつなげていくため、小学校での出前授業や住民ヒアリング、まち歩きマップの作製など行ってきました。

今昔まち歩きツアー

今昔まち歩きツアー


 そして今秋には茨木市内に住む親子向けのまち歩きイベントと市民から集めた在郷町の古きまちなみ写真展を開催しました。まち歩きイベントでは、旧街道沿いを歩きながら地名の由来や道標、お地蔵さんなどを紹介したり、国登録有形文化財でもある町家の所有者や町家再生の取組を進めてきたまちづくり会社の方からのお話を伺ったりし、普段の生活では気が付かなかった在郷町の魅力を楽しく知っていただける機会となりました。写真展では、期間中に何度も足を運んで写真を見る方や、写真を眺めながら当時の思い出を語る方の姿がみられ、在郷町への思いを深めていただく機会となりました。
 令和5年度は本業務の最終年度となります。地域に残る〝お宝〟を未来に繋げていくための今後の在り方について、地域と一緒に考えていきたいと思います。

古きまちなみ写真展

古きまちなみ写真展

建築プランニング・デザイングループ 新開夏織

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