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235号(2022年9月号)まちかど

大阪事務所近辺の個人書店に遊びに行きました


本好きで全ての本屋を愛する高瀬の声掛けで、小島、筈谷、新開の若手4人で個人書店に行ってきました!

 本好きで全ての本屋を愛する高瀬の声掛けで、小島、筈谷、新開の若手4人で個人書店に行ってきました!
 若手同士の交流を目的に、昨年度より自主勉強会と称した集まりを有志で開催しており、ほぼ話したことのない人もいた当初、パーソナリティを知ろうと「自分の本棚の写真」を共有するアイスブレイクを行いました。本棚を介して、まちづくりという共通の興味が見えたり、その人の印象と全然違う本があったり、
本の内容から入手したときの話まで色々な話が出来て仲がぐっと深まった気がしました。(高瀬)

共有した自分の本棚

共有した自分の本棚

◆個人書店へ
 「本棚共有」から話が弾み、大阪事務所近辺の2つの書店にみんなで行きました。
 1つ目の〝FOLK old book store〟は地下にある入り組んだ秘密基地のような空間の中に雑貨やCD、服や本がぎっしり並んでいるお店でした。ひとつ本を手に取るとその次の本が気になって、気が付くと別のジャンルの棚にたどり着き、楽しい迷宮を冒険している気持ちになりました。もう1つの〝Calo Bookshop & Cafe / Calo Gallery〟は対照的に、カフェ・ギャラリーが併設した開放的な空間で、厳選された魅力的な本が全員主役のように並んでおり、ひとつひとつの本達と向き合って出会える場所だと感じました。
 本好きの私にとって個性溢れる棚の構成や色んな気持ちで新たな本と出合える空間と体験が個人書店の魅力です。誰かと一緒に書店にいくことは少ないのですが、それぞれが本に向き合うという別々の体験のようで、同じ空間で本とともに一緒に濃厚な時をすごした感覚もあり、最高の1日となりました。一緒に時を過ごした新開さんの感想をお聞きください。(高瀬)

 私はどちらかと言うと読書は苦手で、あまり本の世界とは近いところにいませんでした。そんな私ですが、高瀬さんたちに誘ってもらい、今回初めて個人書店に行きました。
 これまで私が本屋さんに行くときは、見たいジャンルの場所に行き、目的の本を探すというスタイルが一般的でした。しかし、個人書店には選び抜かれたこだわりの本がたくさん並んでおり、様々な感性に触れるうちに、店内を一周し終える頃にはまるで思考の旅に出たような、充実した時間を過ごすことができました。(新開)

個人書店“FOLK old book store”

個人書店“FOLK old book store”


◆シェア型図書館
 一方で、まちなかに小さな図書館を作る動きも増えているようです。昨年若手で豊岡に行った際にも、一箱単位で棚を借り、自分の好きな本を貸し出すことができる〝シェア型〟の図書館がありました。ここでは単に本を借りるだけでなく、読んだり買ったり、自由に過ごすことができ、まるで暮らしの一部にこの場所があり、本を通じて様々な人とも出会うことができる地域の「居場所」のような場所になっていました。
 本好き高瀬さんとの本屋巡りをきっかけに、本を通じた新しい楽しみ方を知ることができました。これを機に、自分のこだわりの一冊を見つけてみたいと思います。(新開)

シェア型図書館“だいかい文庫”

シェア型図書館“だいかい文庫”

地域再生デザイングループ 高瀬咲・建築プランニング・デザイングループ 新開夏織

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