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235号(2022年9月号)今、こんな仕事をしています

中小企業の脱炭素経営につながる学びの場 2期を迎えます


脱炭素化が本格的に加速するなか、Scope3を意識してサプライチェーンを通した影響を受ける中小企業でも、脱炭素化の経営的視点や具体取組が求められています。

 脱炭素化が本格的に加速するなか、Scope3を意識してサプライチェーンを通した影響を受ける中小企業でも、脱炭素化の経営的視点や具体取組が求められています。
 全国自治体に先駆けて、豊田市では、ものづくり産業中心としたサプライチェーンを支える中小企業を対象に、自主的な脱炭素化の取組を進めていくための学びの場「豊田市脱炭素スクール」を、令和3年度に開講しました。
 アルパックは、運営事務局として、カリキュラムの組み立てから、スクール運営、講師、企業からの相談対応など、トータルで支援を行っています。
 スクールは、講義と演習を組み合わせた計10回のカリキュラムからなり、脱炭素経営の基礎知識やポイント、省エネ推進・再エネ導入の実践手法を学び合う内容となっています。受講企業の特性や実情にあわせてリスクと機会を捉えた計画づくりが進むよう、また今後も自主的に取り組んでいけるように支援をしています。
 第1期は昨年10月に開講し、16社が参加しました。今年9月に開催された修了成果発表会では、全社に無事修了証が授与され、成果発表では、具体的な削減計画に加えて、脱炭素商品・サービスとしてのPRをされる企業もありました。
 豊田市では、地元金融機関や商工会議所との連携も視野に、人材育成としてのスクールだけでなく、令和4年度から新たに創エネの補助金や相談窓口なども設けられ、トータルで脱炭素化に向けた支援が進んでいます。
 現在、第2期スクール生の募集を行っており、今後もスクール生が中心となり、市内の脱炭素経営が牽引されていくことが期待されます。

サスティナビリティマネジメントグループ 植松陽子

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