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235号(2022年9月号)今、こんな仕事をしています

八尾市で「文化的コモンズ」形成に 向けた条例&計画ができました


八尾市では令和4年4月に「八尾市芸術文化基本条例」が施行され、令和4年6月に「八尾市芸術文化推進基本計画」が策定されました。

 八尾市では令和4年4月に「八尾市芸術文化基本条例」が施行され、令和4年6月に「八尾市芸術文化推進基本計画」が策定されました。
 レターズ229号(2021年9月号)でお伝えしたとおり、これからの芸術文化の推進に向けて、市内の活動場所や活動団体がつながり、誰もがアクセス可能な芸術文化活動の有機的なネットワーク(文化的コモンズ)を形成し、歴史資産や伝統文化を守りつつ、新しい文化を創造し発信するまちをめざす取組を進めており、条例や計画がこれらの基盤となります。
 その後、審議会やワーキング部会、ワークショップ等を踏まえ、令和4年4月に「八尾市芸術文化基本条例」が施行され、6月に「八尾市芸術文化推進基本計画」が策定されました。条例では、「八尾市における芸術文化による創造及び交流の基盤の形成」、すなわち文化的コモンズを位置づけ、これを産学官民が連携し、審議会と推進会議をセットにして推進していくことが記載されています。また、計画では八尾ならではの文化的コモンズを『やおうえるかむコモンズ』と呼び、推進していくための具体的なアクションが記載されています。
 また、令和4年7月に「八尾市芸術文化基本条例制定記念シンポジウム」が開催されました。「文化的コモンズ」の取組が既に行われている大分県別府市から山出淳也氏(BEPPU PROJECTファウンダー)をお招きし、基調講演やパネルディスカッション「「やおうえるかむコモンズ」って何?」を通じて、「生活の中に既に文化は蓄積されているので、まずは小さなことでも一歩踏み出していく」ことなどが話し合われました。
 これから「やおうえるかむコモンズ」の形成を通じて、八尾市の人・まち・社会づくりに取り組んでいきます。ご関心のある方はぜひ一緒に取り組みませんか?

令和10年度の八尾市の様子

令和10年度の八尾市の様子

地域産業イノベーショングループ 江藤慎介

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