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232号(2022年3月)きんきょう&イベントのお知らせ

【受賞しました】第1回シティプロモーションアワード


昨年12月24日に第1回シティプロモーションアワード表彰式が開催された。同実行委員会(東海大学教授河井孝仁委員長)によれば、従来、知名度獲得にとどまっていたものを、「説明できる戦略性があるシティプロモーション」を行っている自治体を顕彰することが狙い。35の応募から金賞を受賞した神奈川県中井町の活動を紹介する。

 昨年12月24日に第1回シティプロモーションアワード表彰式が開催された。同実行委員会(東海大学教授河井孝仁委員長)によれば、従来、知名度獲得にとどまっていたものを、「説明できる戦略性があるシティプロモーション」を行っている自治体を顕彰することが狙い。35の応募から金賞を受賞した神奈川県中井町の活動を紹介する。


 中井町は、神奈川県西部にある人口約1万人の小さな自治体だ。鉄道駅や有名な観光地がないことから知名度は低い。近隣の町で育った私もどこにある町か知らなかった。その町が、地方創生が契機となり、総合戦略を総合計画と一体的に町民参加で策定し、さらに事業を展開することによって活気づいてきた。総合戦略で位置づけたブランドプロジェクト(以下PJ)、スポーツPJ、拠点施設PJ、そしてシティプロモーションPJという中核となる4つのPJそれぞれに町民を主体としたチームも立ち上げアクションを積み上げた。例えば、運動公園に地方創生交付金により建設した木造カフェの運営を地元女性グループに委ね、町民によるブランド、スポーツ、シティプロモーションの取組みの舞台にするなどはその一例である。そして担い手として町民グループが生まれ、NPO法人が設立されている。受賞理由(選評)では、戦略性のある活動とともに、幾つかのPJ担当課とシティプロモーション担当課と連携した取組みとなっている点は高く評価できるとしている。

東京事務所 野口和雄

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