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232号(2022年3月)特集「種を蒔く」

シーズとニーズが息づく直売所


「蒔く」には「時」が入っており旬やタイミングが大切で、種を蒔き、水や肥料をやり、育て収穫する、その結実が農産物です。コロナ禍の中で、身近な暮らしに目を向けると徒歩圏で発見があるかもしれません。

 「蒔く」には「時」が入っており旬やタイミングが大切で、種を蒔き、水や肥料をやり、育て収穫する、その結実が農産物です。
 コロナ禍の中で、身近な暮らしに目を向けると徒歩圏で発見があるかもしれません。自宅から徒歩圏内には知名度のあるスーパーマーケットが5軒ほどある一方、旧街道沿いには町家のミニ直売所があります。他所にも春はタケノコの臨時予約販売所(本業植木屋のガレージ)、夏にはブドウ販売農家(門内の中庭)もあり、近場で四季折々の旬物が手に入ります。


 旧街道沿いの町家では近くの畑から採れる自家用の旬の朝採れ野菜とその手づくり加工品を販売しており、安全で安心して安価に入手することができます。ちなみに寒中の日には、写真の品以外の丸大根や水菜も並んでいました。いつもは〝無人〟ですがタイミングよく対面販売風景をショット後、自分で料金入れに硬貨を音が出るように落とし込み、目的の日野菜漬けをゲットしました。
 この直売所から、消費者が何を求めているのかを肌で感じながら、身近にある資源等を地域に役立つように生かす、シーズとニーズの息のあわせ方のヒントをもらいました。

公共マネジメントグループ 小阪昌裕

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