「名古屋と公共空間の再生」
　名古屋は戦災復興都市整備がダイナミックに行われ、新たな公共空間を創出した。例えば久屋、若宮大通の100メートル道路，伏見通、国道19号等の50メートル道路、周辺部の小幡・猪高・相生山・牧野が池・大高等の大規模緑地、区画整理で都心の寺の墓地と墓を移設した巨大な平和公園等、戦災後だから出来た復興都市改造が行われた。
　平時には出来ないハードな都市改造が、戦災や震災などの大規模な都市被災の復興として実行されてきた。
　堀川通、御池通、五条通は京都では珍しい広い道路景観を持つ。戦中の防空法による疎開で家並みが撤去された。名古屋の100メートル道路や大規模緑地は、防空法の位置づけを復興計画になぞらえ整備した。久屋大通は道路と公園が重なる兼用工作物の珍しい公共空間になった。
　復興事業で整備された公共空間が今、再生されている。名城公園は従来制度で商業施設を導入した「トナリノ」が人気を呼び、「久屋大通公園」はPPFI事業で芝生の大広場や商業施設の新しい公共空間に再生された。
　太政官令で整備された「鶴舞公園」や第５回国体に使われた「瑞穂公園」でPPFI事業が進行中である。公共空間が民活でどう変わるか、一度お訪ねください。（名古屋事務所　尾関利勝）


「JR神田駅を北口へ出て日本橋へ行ってきました」
　中央通り（中山道）沿いを歩いて最初はコレド室町へ。コレド室町1・2の間を通る仲通りは、建物の外観と提灯のオレンジライトが日本文化を感じられ、和やかな気持ちにさせてくれます。その日は、2日間にわたって開催されるイベント初日ということもあり、仲通りでもマーケットが開かれていました。予約制のため、残念ながら離れたところから見ることしかできませんでしたが、ハンドメイドアクセサリーなど多数販売され、たくさんの人で賑わっていました。
　中央通りに戻って最終目的地の日本橋へ向かうと、ちょうど船着場からクルーズ船が出航するときで、今度ゆったりクルーズを楽しむのもいいなと思いました。東京事務所からでも30分ほどで日本橋に着けますので、時間があれば行ってみてください。（東京事務所　佐藤衣織）

イベント会場の様子

facebookでシェア

Twitterでシェア