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229号(2021年9月号)今、こんな仕事をしています

これからの50年に向けた未来を考える ワークショップ


祝、奈良県生駒市は今年で市制50周年を迎えます。50周年記念事業の一つとして、20代までの若者を対象とした「これからの50年後に向けた持続可能なまちのあり方」を考えるワークショップをお手伝いしています。「いこまミライ創発会議」と題して、全6回にわたるロングランのワークショップです。

 祝、奈良県生駒市は今年で市制50周年を迎えます。
 50周年記念事業の一つとして、20代までの若者を対象とした「これからの50年後に向けた持続可能なまちのあり方」を考えるワークショップをお手伝いしています。「いこまミライ創発会議」と題して、全6回にわたるロングランのワークショップです。

ワークショップの様子

ワークショップの様子


 生駒市の若者は市外に通勤・通学している人が多く、市内で過ごす時間が少ないという声がありました。そこで、自分の住むまちの魅力や課題を振り返り、その上で暮らしをより良くするためのプロジェクトを考えていきました。
 第1回では雑誌やパンフレットを切り抜いて、発想のネタを集めてアイデアを考えるコラージュワークショップをしました。
 第2回では、神戸市塩屋でイベント企画や作品づくりを通してまちの良さを発信しているアーティストの森本アリ氏を講師に招き、講演いただいた後、各チームが1回目で考えたアイデアを更に深めていくという回でした。
 第3回目と4回目は、関西圏でコロナの感染者数が増加してきたことから、残念ながらオンラインでの開催となりました。しかし驚いたのが、さすがデジタルネイティブ世代です。オンラインでもほとんどの参加者が問題なく対応でき、むしろ、様々なWEBツールを用いて、対面ではできないような効率的な作業をするチームもありました。
 「生駒市のデートコースを考える」「人それぞれの自分だけのいこまの地図を作ってそれを集める」「坂や階段など、生駒市ならではのディープな風景を集める」など、面白いアイデアがたくさん生まれています。
 このワークショップから始まったプロジェクトのタネが、多くの人の元に届き共感を生み、芽を出すことを願って、残り2回も楽しみながらアイデアを深めていきます。

コラージュして作成した第1回目のアイデア

コラージュして作成した第1回目のアイデア

地域再生デザイングループ 太田雅己

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