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229号(2021年9月号)今、こんな仕事をしています

岬町の都市計画マスタープランとみどりの基本計画を策定支援しました


大阪府の西南端に位置する岬町は、人口約1.5万人の海と山の自然に恵まれた町です。この岬町で令和元年度から今年の5月まで策定を支援した都市計画マスタープランとみどりの基本計画をご紹介いたします。

 大阪府の西南端に位置する岬町は、人口約1.5万人の海と山の自然に恵まれた町です。
 この岬町で令和元年度から今年の5月まで策定を支援した都市計画マスタープランとみどりの基本計画をご紹介いたします。2つの計画を同時に受注したことで、両計画にまたがる分野の自然環境や公園等の方針検討、関係者協議、審議会対応などについて相互連携しながら検討を進めることができました(なお、両計画と合わせて総合計画の策定も支援しました)。

【都市計画マスタープラン】
 岬町と言えば泉州地方や和歌山の方であれば「遊園地・みさき公園がある町!」とすぐ思い浮かぶのではないでしょうか。しかし、その「みさき公園」も2020年3月末で閉園しました。この他にも人口流出、雇用の場の減少など厳しい状況に直面しています。そのため、本町の特徴である豊かな自然環境や充実しつつある交通ネットワークを活かしながら、いかに地域の活力を創出するのか、という点が今回の改定の大きなテーマのひとつでした。また、今後、発生が確実視される南海トラフ地震や、近年頻発する台風被害への対策も喫緊の課題です。今回の改定では、このような点を意識しながら、快適で安全・安心に住まい・憩えるまちを目指す計画づくりを行いました。

【みどりの基本計画】
 岬町には、現在跡地活用が検討されているみさき公園のほかにも関西国際空港二期事業土砂採取跡地に整備された「いきいきパークみさき」や海沿いにある「せんなん里海公園」など豊かな自然を活かした公園があります。人口一人当たりの都市公園等の面積は約79平方メートルで大阪府平均の13倍にもなります。みどりの基本計画では、これらの公園や自然豊かな山林のほか、集落や住宅地の広場など住民に身近なオープンスペースについて、適切な維持・管理や保全を進めていくだけでなく、様々な分野で活用を図っていくことを盛り込みました。
※この業務は、清水、松下、松川も担当しています。

都市・地域プランニンググループ 石川聡史

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