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229号(2021年9月号)今、こんな仕事をしています

徳島のまちなか「ひょうたん島」を 彩る魅力を探して


“徳島といえば?”阿波おどり、眉山、藍染、徳島ラーメン等…いろいろな魅力がありますが、そんな魅力あふれる徳島市で、現在、中心市街地活性化基本計画(以下、中活計画)の策定に向けて検討を進めています。

 〝徳島といえば?〟阿波おどり、眉山、藍染、徳島ラーメン等…いろいろな魅力がありますが、そんな魅力あふれる徳島市で、現在、中心市街地活性化基本計画(以下、中活計画)の策定に向けて検討を進めています。
 今回の検討では、新たな試みとして、市民の皆さんに中活計画をより身近に感じてもらえるよう、中心市街地を一つのテーマパークと見立て、中活計画を『ひょうたん島フィールドテーマパーク構想』としてとりまとめています。

徳島市の中心市街地は川に囲まれひょうたんの形をしています(国土地理院 空中写真)

徳島市の中心市街地は川に囲まれひょうたんの形をしています(国土地理院 空中写真)

 そして、いつの日かテーマパークの〝キャスト〟となるであろう、まちなかで活動されている事業者や学生を対象に、全2回のワークショップを開催しました。第1回のワークショップでは、まさに冒頭の問い〝徳島といえば?〟をテーマに、まちなかの資源を出し合いました。誰もが知っているものから、市民の方ならではのものまで、たくさんの資源が見つかりました。第2回のワークショップでは、資源を楽しめる場面づくりとして事業につなぐアイデアを出し合いました。
 ワークショップを経て、改めて感じたことは、市民が考える資源とよそ者が考える資源は違う。意味あるワークショップとするためには、参加者と主催者のレベル(目的)を合わせることが重要。そして、地域の魅力に気づいてもらうことも、参加者・主催者のレベル差を和らげることも、コンサルタント(ファシリテーター)の役割。ワークショップは何度経験しても、人やまちとの出会いの数だけ学びがあります。

ワークショップの様子

ワークショップの様子

 

地域再生デザイングループ 山本貴子

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