レターズアルパック
Letters arpak229号(2021年9月号)特集「みのり」
古本まつり楽しみのススメ
私の生活の中で「収穫」らしきものは毎年の古本まつりの戦利品(=購入本)でしょうか。古本まつりとは、古書店が一堂に会して開催する即売会で、要は古本屋さんのマルシェのようなものです。
私の生活の中で「収穫」らしきものは毎年の古本まつりの戦利品(=購入本)でしょうか。
古本まつりとは、古書店が一堂に会して開催する即売会で、要は古本屋さんのマルシェのようなものです。関東では商業施設の催事場で開催されることが多いですが、関西では寺社仏閣の一画を会場として開催されることが多いのも特徴です。
私の年間スケジュールは、夏の京都・下鴨神社、秋の大阪・四天王寺と大阪天満宮、秋の京都・知恩寺にはだいたい参加、気が向けば春の京都・みやこめっせに向かうといったところです。
初めて参加した学生時代は、面白そうな文庫本を探したり、読みたい本が安くなっていないかと探したりしましたが、最近はもっぱら均一台という3冊500円や1冊100円の本が集まる台で、ネットでは発見できない本、戦前の本、開くまで内容が分からない古雑誌、安価な絶版本等々を拾っています。誰かから見れば古くて謎で一見すると要らない本であっても、我々のような人間が拾っていくことで、結果的にサスティナブルな社会に貢献するイベントになっています。
また、50年近く前の雑誌は「自動車は都市をどう変えるか」「70年大阪万博後の大阪の文化」のようなテーマもあったりで、現代との答え合わせも楽しんだりできます。
最近はコロナ禍で中止となることも増えていますが、楽しみ方は様々ですので、散歩コース、気分転換、仕事のヒント探し、お宝探しなどで、ぜひ一度お越しください。
公共マネジメントグループ 石川俊博
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