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Letters arpak遊園地とニュータウンとガンダムがいる 都市のまちづくり
東京多摩地域の南東部、神奈川県境に位置する人口9万人の都市、それが稲城市です。稲城市と聞いてピンとくる人は都民でも少ないかもしれません。遊園地好きには「よみうりランド」があるまち、野球好きにはジャイアンツのホームタウン、サッカー好きには東京ヴェルディのホームタウン、アニメ好きにはガンダムのメカニックデザイナー大河原邦男氏の出身地といった方が伝わるかもしれません。
東京多摩地域の南東部、神奈川県境に位置する人口9万人の都市、それが稲城市です。
稲城市と聞いてピンとくる人は都民でも少ないかもしれません。遊園地好きには「よみうりランド」があるまち、野球好きにはジャイアンツのホームタウン、サッカー好きには東京ヴェルディのホームタウン、アニメ好きにはガンダムのメカニックデザイナー大河原邦男氏の出身地といった方が伝わるかもしれません。
稲城市は、多摩川の沖積平野と多摩丘陵からなる起伏に富んだまちです。平地部は既成市街地と梨畑を中心とした農地が占めており、その名も「稲城」という大型で美味な赤梨系品種が有名です(残念ながら市場にはほとんど出まわりません)。丘陵部は多摩ニュータウンが一角を占めるほか、米軍の「多摩サービス補助施設」という広大な緑地が広がっています。
稲城市は都内でもまちづくりの動きが活発です。JR南武線の3駅周辺、丘陵部等では土地区画整理事業による宅地開発が進んでいるほか、区画整理事業に隣接してTOKYO GIANTS TOWN構想として野球場等の整備も行われています。
稲城市では現在、都市計画マスタープランを見直しています。来年度の完成に向けて議論を進めていますが、変貌する都市のなかで、住宅団地のオールドタウン化、既成市街地等での生活道路の不足、急傾斜地での防災対策などの課題もあり、将来の都市のあり方や課題への対応方策等について今後検討を深めていく予定です。
東京事務所多摩分室 田中史志
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