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228号(2021月7月号)今、こんな仕事をしています

地元と学生の協働による景観まちづくり


八王子市で地元の人と大学生が自由に意見を交わし合うワークショップを支援しています。

 八王子市で地元の人と大学生が自由に意見を交わし合うワークショップを支援しています。
 昨年度から、八王子駅北口地区の景観づくりを進めるための業務を行っており、その中で市民参加によるワークショップを支援しています。このワークショップでは、地元の住民や商業者だけでなく、市内外の3大学の学生にも参加してもらっているのですが、学生の中にはそれまで地区を訪れたことのない人もいて、地元の人とは異なる目でまちを捉え、それが地元の人の新たな発見となる好循環が出てきています。
 7月に行ったワークショップは、事前に3大学の学生がまち歩きを行い、生活者目線・来訪者目線などそれぞれの視点から地区の良いところ、価値となるものをまとめ、参加者にプレゼンを行うところからスタートしました。その後のテーブルワークでは、参加者が共感できるプレゼン内容(まちの価値)を選び、その価値がなぜ良いのか、価値を伸ばすためには何が必要か、意見交換を行いました。
 住む人に快適なまちとするための空間の使い方や、地区の特徴を生かした新たな活動の提案など、地元の人にとって共感や新たな気づきがあったようで、そこに住民や商業者としての思いを重ねることで地区を良くしていくためのアイデアが膨らみ、ワークショップは盛り上がりました。
 日頃、地区での暮らしを送っている人にとって、外部の若い人からの提案は大きな刺激になったと思いますが、コンサルである自分にとっても自由に楽しみながら発想することの大切さを改めて実感する貴重な経験となっています。

ワークショップの様子

ワークショップの様子

ワークショップの様子

ワークショップの様子

都市・地域プランニンググループ 山崎将也

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