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Letters arpak意外と▲●■な街 ふりむいて東京♪
瀬戸内の海辺で生まれ育ち、高校卒業後、東京で暮らし始めました。新宿・渋谷・池袋など歓楽街に歩いて行けるエリアの安い下宿や木賃アパートに住み夜の街を徘徊していました。その後、郊外の住宅地である多摩地域で暮らすようになり、生活も少し落ち着き、朝の公園を散歩するようになりました。
瀬戸内の海辺で生まれ育ち、高校卒業後、東京で暮らし始めました。新宿・渋谷・池袋など歓楽街に歩いて行けるエリアの安い下宿や木賃アパートに住み夜の街を徘徊していました。
その後、郊外の住宅地である多摩地域で暮らすようになり、生活も少し落ち着き、朝の公園を散歩するようになりました。
「コンクリートの街」、「満員電車の街」といったイメージを少年の頃にもっていた東京は、住んでみると意外に良いところも多いではないか!というのが現在の実感です。
例えば、みどり。東京の人はみどりを大切にする人が多いと感じます。自然に囲まれた田舎で育ったぼくにとって、海や山は、遊び場であり、狩猟の場でした。そこでは、自然の恵みを享受しながらも、自然を大切に育てるという意識は低かったと思います。いわば、当たり前に身近にある自然でした。逆に、東京では、自宅の庭や玄関先、駅前の花壇、道路の街路樹など限りある空間でみどりがとても大切にされています。
例えば、食。高級レストランから、格安の定食屋さんまで、バリエーションの広さは勿論、野菜や果物など地場の美味しい食材も、見逃せない魅力です。東京の農家さんを訪ねてお話を伺うと、ユニークな取組や工夫などが美味しい野菜を支えていることに驚き、得心します。また、電車に揺られて上流域に行けば、美しいヤマメ・イワナに出会える渓流釣りが日帰りで可能です。
固定化されたイメージを払拭し東京の隠れた魅力を身近な地域で探すことが、コロナ禍での豊かなライフスタイルにつながるのかもしれません。日々の暮らしのなかで、▲●■な意外性に富むおでんのような街=東京の魅力を再発見していきたいと思います。
東京事務所多摩分室 黒崎晋司
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