レターズアルパック

Letters arpak
   
227号(2021月5月号)今、こんな仕事をしています

1年ぶりに上山高原で山焼きが行われました


上山高原(兵庫県新温泉町)では20年前から自然再生、エコミュージアムの取り組みが行われています。

 上山高原(兵庫県新温泉町)では20年前から自然再生、エコミュージアムの取り組みが行われています。
 上山高原では、NPO法人 上山高原エコミュージアム主催で毎年春にススキ草原の山焼きが行われています。昨年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止されたため、1年ぶりの山焼きとなり、面積は8ヘクタール超と過去最大でした。

山焼きの火が大きくなり竜巻が起きた様子

山焼きの火が大きくなり竜巻が起きた様子

 上山高原のススキ草原は、かつて山焼きや牛の放牧、採草など人々の営みの中で維持されてきた二次的な自然でしたが、近年の農業の機械化による牛の放牧の減少等により人の手が入らなくなり、ほとんど消失していました。絶滅が危惧されているイヌワシの生息環境の保全など豊かな自然を守るために、約20年前から自然再生事業が行われています。山焼きと刈り取りを繰り返すことで良質な茅が育ちます。
 2017年からは、刈り取ったススキを茅葺き用の茅として利用するプロジェクトも始まっており、単なる自然再生にとどまらず、資源の活用および経済的な効果も生み出す取り組みにもつながっています(レターズ209号、211号でも紹介)。
※自然再生事業監理として、サステイナビリティマネジメントグループの畑中直樹、中川貴美子、駒和磨も担当しています。
当日の様子(動画)はこちら → https://onl.tw/aXiXsZJ

仕上げの消火作業

仕上げの消火作業

みんなで防火帯に並んで延焼防止

みんなで防火帯に並んで延焼防止

サスティナビリティマネジメントグループ 末次優花

227号(2021月5月号)の他記事

バックナンバーをみる

タグで検索

ページトップへ