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226号(2021年3月号)きんきょう&イベントのお知らせ

適塾路地奥サロン報告


第30回は澤田充氏をお招きし、コロナ禍における、商業や食文化のあり方についてお話しいただきました。コロナ禍はこれから起こる変化を早めることになり、テレワークが進むことでオフィスは「ハレの場」となり、なんとなく行くお店がつぶれ、人気のあるお店だけが生き残っています。

「コロナ禍に考える食文化と商業のこれから」
講師 (株)ケイオス 代表 澤田充氏
(第30回 2021年1月15日)
第30回は澤田充氏をお招きし、コロナ禍における、商業や食文化のあり方についてお話しいただきました。
 コロナ禍はこれから起こる変化を早めることになり、テレワークが進むことでオフィスは「ハレの場」となり、なんとなく行くお店がつぶれ、人気のあるお店だけが生き残っています。
 澤田さんによると、流行を追い求めるほど、店舗は同質化していくため、顧客が付きにくくなるため、生き残るためには、真似できない世界観とヒストリーのある事業を展開する「超個別化」が必要とのことです。
また、飲食の世界の最先端の動きとして、技術革新を取り入れたフードテック革命が起こっており、「出張シェフ」など、働き手が場所から解放され始めているそうです。
 世の中の流れを理解しながら、自身の愛するお店にお金を落とす活動を継続したいと思います。(竹内和巳)
コロナ禍に考える食文化と商業のこれから

コロナ禍に考える食文化と商業のこれから

「1階から始まるまちづくり」
講師 (株)グランドレベル 代表取締役社長 田中元子氏
(第31回 2021年2月21日)
 第31回は、(株)グランドレベル田中元子氏をお招きし、建物の1階、広場や公園など目の高さに広がるグランドレベルのまちづくりについてお話しいただきました。
 手作りの可動式屋台を引きながら、無料でコーヒーをふるまう「パーソナル屋台」の活動をきっかけに、好きなことや趣味を通じて生み出される「マイパブリック(私設の公民館)」がまちに展開されることで、まちがもっと楽しくなるのではないかと提唱されています。築55年の空きビルをリノベーションした「喫茶ランドリー」では、あまねくすべての人々にとって自由なくつろぎのある空間であるとともに、お客さんが自らイベントを企画・運営するなど自分達のやりたいことが実現する場となっています。
 コロナによって人のつながりやまちの姿が変化している中で、公共空間やオープンスペースの活用がさらに加速しています。これからさらに、グランドレベルにおける人々の居場所づくりが求められるのではないかと感じました。(山道未貴)

適塾路地奥サロン実行委員会 竹内和巳、山道未貴

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