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226号(2021年3月号)今、こんな仕事をしています

「いこまスマホサミット2020」を開催しました


こどもがスマホを持つようになって久しく、手のひらでいつでも繋がれる環境は学校と家庭の境界をますます曖昧にしています。

 こどもがスマホを持つようになって久しく、手のひらでいつでも繋がれる環境は学校と家庭の境界をますます曖昧にしています。
 新しい技術が登場するときはいつもそうですが、様々な恩恵をもたらしてくれる一方で、弊害も生み出しつつあります。
 そんな中、「いこまスマホサミット2020ワークショップ開催の支援業務」において、NPO法人奈良地域の学び推進機構の石川千明さんのサポートのもと「いこまスマホサミット2020」を開催しました。「いこまスマホサミット2020」は生駒市内中学校の生徒・保護者・教員を対象として、スマホ等情報端末の利用の現状を知り、付き合い方を自ら考える場です。最終的なゴールは各校においてルールをつくることなのですが、その過程を大事にし、今後も継続的に取り組んでいくものとして、今回は各校の課題の把握、解決に向けた取り組み案の発表、意見交換を通して各々の考えを深めました。何のために、どこまでルールを設定すべきかを考えるにあたっては、根拠となるデータをもう少し揃える必要がありそうだということ、つくったルールを周知し理解してもらうには動画が効果的なのではないか、など得るものはあったようです。
 頭で分かっていても、実際に行動に移せないことはよくあります。自発的な行動を生み出すためには「腑に落ちる」必要があると思うのですが、そのポイントは人それぞれだと思います。そこに至るには、ルールの厳格化だけではなく、技術がもたらす新しい可能性といった視点も含まれていくのだろうと思います。デジタルネイティブ世代がこれからどのような答えを導き出すのか楽しみです。

いこまスマホサミット2020の様子

いこまスマホサミット2020の様子

いこまスマホサミット2020の様子

いこまスマホサミット2020の様子

都市・地域プランニンググループ 稲垣和哉

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