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225号(2021年1月)今、こんな仕事をしています

2025年万博に向けて産地を盛り上げよう!


「当社の創業は1970年大阪万博の開催が契機である。」私が生まれる以前の「歴史的事実」として、入社以来聞かされてきました。半世紀を経た今日、2025年大阪・関西万博の開催に向けて、私たちも様々な場面で関わらせて戴く機会が増えています。

 「当社の創業は1970年大阪万博の開催が契機である。」私が生まれる以前の「歴史的事実」として、入社以来聞かされてきました。半世紀を経た今日、2025年大阪・関西万博の開催に向けて、私たちも様々な場面で関わらせて戴く機会が増えています。
 関西には、国内外で知名度を有する地域ブランドが少なくありません。一方、知名度は有っても市場開拓やインバウンド客の獲得という面では「今一歩」というものも少なくありません。こうした地域ブランドにとって、大阪・関西万博は絶好のチャンスになると考えます。
 近畿経済産業局では、関西における数ある地域ブランドの中から、10カ所のモデル地域を選定、国内外における知名度向上、市場開拓、インバウンド獲得に向けた支援策を開始しました。これらモデル地域のいくつかにおいて、ブランディング・プロデューサーの皆さんと一緒に伴走する機会をいただいています。
 本邦のタオル産業発祥の地「泉州タオル」。分業体制による後晒製法で作られています。拙宅のバスタオルも、抜群の吸水性と優しい肌触りが最高で手放せません。昨年11月には阪急西宮ガーデンズにアンテナショップも開店。普段使いの高質なタオルの戦略構築を始めています。
 国産眼鏡フレームの9割を生産する「鯖江のめがね」。軽量で堅く金属アレルギーと無縁なチタン製メガネフレームを世界で初めて実用化したことで知られています。常に世界最高品質のめがね作りに取り組んでおり、元気な地域企業の個社ブランディングや産業ツーリズムと結んだ模索を始めています。この他、酒米として名高い山田錦の生産地である三木市などで新たな挑戦を始めています。
 一朝一夕でブランディングが成るはずも有りませんが、いずれも技術や品質は一級品。世界に羽ばたく日を夢見て、私たちも貢献したいと意気込んでいます。

地域産業イノベーショングループ 高野隆嗣

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