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Letters arpak秋の京都・西山を自転車でめぐる。 “ツール・ド・西山!”の開催
ニュータウンでの観光プログラムづくりに取り組んでいます。京都市の洛西ニュータウンは、昭和51年に入居が開始され、40年以上地域住民に親しまれています。他方で、入居開始当時の世代の高齢化や、若年層の流出による人口減少や少子化等による地域の活力低下が懸念されるようになってきました。
ニュータウンでの観光プログラムづくりに取り組んでいます。
京都市の洛西ニュータウンは、昭和51年に入居が開始され、40年以上地域住民に親しまれています。他方で、入居開始当時の世代の高齢化や、若年層の流出による人口減少や少子化等による地域の活力低下が懸念されるようになってきました。その中で、これからのまちづくりを進めるにあたり、地域住民や事業者、行政等が集まり、どのような取り組みを重点的に行うかを検討し、平成29年3月に「洛西ニュータウンアクションプログラム」をとりまとめ、様々な取組を進めています。
取組のひとつとして、観光プログラムの開発を進めています。洛西地域にある美しい田園風景や由緒ある歴史文化など様々な資源をどのように楽しんでもらえるか、オーバーツーリズムと呼ばれる京都観光の現状の中でどうすれば地域住民の負担も少なく、来訪者にも楽しんでもらうことができるかを地域住民や事業者、行政等と連携しながら検討してきました。昨年度からは、洛西地域だけでなく向日市や長岡京市といった周辺市とも協議を行い、洛西地域が属する西山地域をサイクリングで盛り上げていくことを目指し、「ツール・ド・西山!~三都市連携!自転車で行く秋の紅葉めぐり~」を実施しました。
小学校低学年の子どもを連れた親子や、若者グループ、地元の50代の夫婦、70代のサイクリストなど、年齢も属性も様々な72人の方に参加していただき、紅葉が綺麗なスポットを自由に巡ってもらいました。参加した方からは,美しい景色や紅葉を堪能できた、自分の体力に合わせて自由に巡れて良かった、参加者同士すれ違うときに挨拶するのがなんだか楽しかったなど、たくさんの好評の声が聞かれました。地元参加者からは、「こんな名所を知らずに一生を過ごすところだった、イベントに参加して良かった」という言葉もいただきました。
引き続き、来訪者にも、そして地域の方にも楽しんでもらえるようなサイクリング観光の仕組みを検討していきます。みなさまもぜひ一度「京都・西山」に足をお運びください。
地域再生デザイングループ 小川直史
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