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225号(2021年1月)今、こんな仕事をしています

「下殿田ガーデン」がプレオープンしました


京都市南区にある障がい福祉サービス事業所「若杉」の敷地内の広場整備をお手伝いをしています(レターズVOL.203若杉続編)。若杉の建つ場所は、旧京都市若杉学園の広場だった所で、学園利用者のグラウンドであると共に、さくら児童公園として地域住民の活動や避難の場としての機能を担ってきました。

 京都市南区にある障がい福祉サービス事業所「若杉」の敷地内の広場整備をお手伝いをしています(レターズVOL.203若杉続編)。
 若杉の建つ場所は、旧京都市若杉学園の広場だった所で、学園利用者のグラウンドであると共に、さくら児童公園として地域住民の活動や避難の場としての機能を担ってきました。
 事業主の(社福)京都ライフサポート協会の樋口理事長は、これまでの経緯も踏まえ、施設利用者と共に地域住民の憩いの場にもなるような広場にしていきたいと望まれており、地域の人にも親しまれる場となるよう、地名をとって「下殿田ガーデン」と名付けました。

オープニングセレモニー

オープニングセレモニー

 京都駅近くという立地で、市民や観光客も通りかかる場所なので、見た目もセンス良くしたいところです。ガーデンには、芝生広場やボーダーガーデン、菜園等6つの機能を備え、デザイン・施工を、これまでも一緒に取り組んできたエルソルの寺辻信也さんが担当。「イイものを作ろう!」と費用面でも限界を超えて協力してくれています。

私たちも体を張りました

私たちも体を張りました

 また、木を植える土づくりや草引き等を、利用者の作業プログラムの一環として取り入れ、広場づくりとの係わりも持たせています。
 広場には公的な助成もないため、費用の工面をしながら、4年間こつこつと作ってきましたが、この度完成した一部分を地域に開放するためプレオープンしました。秋雨がしとしと降る中でしたが、施設利用者による記念植樹が行われ、芝生広場やボーダーガーデンを地域の方に使って頂けるようになりました。
 引き続き未完成部分の整備が続きますが、完成した広場が地域になくてはならない憩いの場になるよう、これからも微力ながら応援していきたいと思います。

建築プランニング・デザイングループ 山崎博央

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