レターズアルパック

Letters arpak
   
225号(2021年1月)今、こんな仕事をしています

ライフデザインを考える啓発冊子 『「やりたい」「なりたい」から始めよう -ライフデザインを知る・考える-』を作成しました


今回、私たちは岐阜県の委託を受けて中学生向けと高校生向けのライフデザイン啓発冊子を作成しました。

 今回、私たちは岐阜県の委託を受けて中学生向けと高校生向けのライフデザイン啓発冊子を作成しました。
 近年、家族のかたちや生き方の選択肢は多様化していますが、核家族化の進行や地域コミュニティの低下等により子ども達が身近に接することができる大人が減少しています。そのため、親以外の様々な価値観を持ったロールモデルと出会い、自分がどのような生き方をしていきたいかを考える機会が少なくなっています。また、結婚・出産を経ても働き続ける女性が増えるなど、親世代とは夫婦の役割分担の在り方や働き方等も変容しています。
 そのため、働くことと生活を営むことを子どもたちが同時に想い描けるようなライフデザイン教育を行うための冊子づくりを行いました。
 高校生向けはテーマごとに統計データを多く掲載し、必要な知識を身に着けながら、理解を深められる内容としました。
 一方、中学生向けはライフデザインを思い描く第一歩と捉え、岐阜県で多様な生き方を実践している人にインタビューを実施し、それらを紹介することで、新たなロールモデルを知る機会となるようにしました。そのほか、ただ情報を提供するだけでは子ども達の記憶に定着することは難しいため、職業体験等にあわせて自らインタビュアーとなって取材をするワークシートなども冊子の中に設けることで、参加体験型のライフプラン学習が行える工夫を行っています。
 ライフデザイン教育は少子化対策を目的として実施されることが多いですが、受け手側の子ども達が、多様な価値観を認め合いながら様々な生き方があることをイメージしつつ、自らの人生を肯定的に捉えられることがより重要だと思うため、これらの思いを大切にしながら、今後もライフデザイン教育等の業務に関われたらと思います。
※この業務は、植松陽子、松下藍子、山道未貴も担当しています。

中学生向け冊子

中学生向け冊子

地域再生デザイングループ 岡崎まり

225号(2021年1月)の他記事

バックナンバーをみる

タグで検索

ページトップへ