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224号(2020年11月)今、こんな仕事をしています

まちの本陣プロジェクトがスタートしました!


京都市には歴史的な建造物が多数ありますが、江戸時代の参勤交代で大名が宿泊した「本陣」の遺構は一つしか残存していません。京都市内で唯一残る本陣遺構である「樫原本陣(京都市指定文化財)」が「まちの本陣」として再生されようとしています。

 京都市には歴史的な建造物が多数ありますが、江戸時代の参勤交代で大名が宿泊した「本陣」の遺構は一つしか残存していません。
 京都市内で唯一残る本陣遺構である「樫原本陣(京都市指定文化財)」が「まちの本陣」として再生されようとしています。
 222号記事で既報の「誘導型まちづくりプランニング支援事業」を活用して、住民の方々がどのようにこの本陣を利用できるのか、ワークショップで意見を集めつつ、今年度中に活用方法と改修設計の内容をまとめる予定です。
 これまでも、樫原本陣では、座敷を活用した源氏物語の朗読劇や土間でのライブ、まちづくりワークショップ、交流会などで活用されてきていましたが、より地域住民の方々が使い、集い、楽しめる場所にできないかと考えています。
 ワークショップは、樫原本陣が面する旧山陰街道沿いの町並みを次世代に引き継ぐための活動をしている樫原町家灯篭会が主体となっており、アルパックも支援しています(執筆者個人としては灯篭会のメンバーでもあります)。
 10月に開催したワークショップでは、「食・料理に関する活動」「発表の場」「本・読書の場」「子どもの育ちや学びに関する場」などとするアイデアや考え方が語り合われました。
 これらの意見を踏まえ、「本陣」が「まちの本陣」としてどのようなコンセプトで生まれ変わることになるのか、今後も皆様に報告していきたいと思います。
樫原町家灯篭会Facebook
https://www.facebook.com/katagiharamatiyatouroukai

誘導型まちづくりプランニング支援事業
https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000271876.html

樫原本陣
https://www.city.kyoto.lg.jp/nisikyo/cmsfiles/contents/0000044/44354/16-5katagihara.pdf

嶋崎雅嘉:地域再生デザイングループ

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