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224号(2020年11月)今、こんな仕事をしています

西粟倉村で誰一人取り残さない未来を考えるワークショップを開催しました。


SDGsを地域でどう取り組んでいくのか。持続可能な村の未来を考える場として、SDGsをテーマに、勉強会を開催しました。

 SDGsを地域でどう取り組んでいくのか。持続可能な村の未来を考える場として、SDGsをテーマに、勉強会を開催しました。
 現在、岡山県西粟倉村で第6次西粟倉村総合振興計画の策定をお手伝いしています。総合振興計画では、村民が自らの言葉で自分事として村のビジョンや未来像を語れることを目指して、ワークショップ等の取り組みを進めています。西粟倉村は、令和元年7月に「SDGs未来都市」に選定、西粟倉村SDGs未来都市計画を策定されており、これらの取組も推進していくため村民対象の勉強会をしました。
 この勉強会では、SDGsの原則である、「誰一人取り残さない」ということと「統合的に解決する」という2つを重点テーマに据えて実施しました。1回目は、当社畑中より、SDGsのポイントと地域の環境・経済・社会について、地域の成り立ちと地域循環等にクリチバ市(ブラジル)の事例にも触れながら講義を行いました。2回目は金沢工業大学考案のカードゲームを活用し、「トレードオフ=一得一失→取り残されそうな課題→リソースカード(資源)を活用すること→統合的に課題解決する」という流れを体感いただきました。最後は、西粟倉村の暮らしの中で「トレードオフ」が生じていることを西粟倉村版トレードオフカード(保育園ができて、女性が働きやすくなったが、時間に余裕のある人が少なくなってボランティアが増えなくなったなど)として作成し、グループで解決アイデアを話し合いました。地域の暮らしや事業の中で取り残されそうな課題はないか、トレードオフは存在していないか、その洗い出しが身近に考えるポイントなのではないかと感じています。
※この業務は、畑中、豊福、佐藤、植松も担当しています。

第2回カードゲーム実施の様子

第2回カードゲーム実施の様子

中川貴美子:サスティナビリティマネジメントグループ

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