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220号(2020年3月)今、こんな仕事をしています

「木地師文化発祥の地 東近江市小椋谷」が 林業遺産に認定されました


平成28年度から始まっている滋賀県東近江市での「木地師のふるさと」に関する業務の続報です。

 平成28年度から始まっている滋賀県東近江市での「木地師のふるさと」に関する業務の続報です。
 今年で4年目になる本業務ですが、毎年市内で開催されるフォーラムや「小椋」「大蔵」姓の方々(木地師の末裔は「小椋」「大蔵」の姓であることが多いと言われている)へのニュースレターの発行により、市内・全国に向けて、情報発信を続けています。
 また、「木地師のふるさと」として、東近江市に来れば、様々な資料を見ることができるという拠点づくりのための準備として、市が所有する木地師に関する文化財の分類整理(アーカイブプロジェクト)もボランティアの方々のおかげで、随分と進んできました。
 そして、このたび、「木地師文化発祥の地 東近江市小椋谷」が林業遺産に認定されました。全国で33 番目、滋賀県内では初めてとなるもので、木地師にまつわる歴史と文化は、まさに全国に誇ることのできる貴重な地域資源であることが認められました。また、林業遺産の中でも、林業に関する場所やモノだけでなく、文化として認定されたのは全国で初めてとなります。
 2020年は東京でオリンピック・パラリンピックも開催され、そのメイン会場として整備された国立競技場も全国の木材を使い、日本の木の文化を世界に発信するよい機会になります。今年度は、世界に向けて情報発信を行うため、英語版の木地師パンフレットも作成しました。
 東近江市の唯一無二の「木地師文化」の発信はこれからも日本全国、また、世界に向けて、続けていけるように、弊社としても協力を続けていきます。
※本業務は、地域産業イノベーショングループの髙田剛司、地域再生デザイングループの三木健治、小川直史も担当しています。

写真:林業遺産認定証

写真:林業遺産認定証

 

地域再生デザイングループ 浅田麻記子

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