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218号(2019年11月号)きんきょう&イベントのお知らせ

受賞しました「ワクワクする船場コンペ」


大阪事務所がある船場は、商人のまち大阪の古くからの中心です。近年、マンションやホテルが増加し、まちが変わろうとしています。将来の大阪のめざすべき都心の姿はどのようなものなのか、2030年でも「ワクワクできる船場」とはどのようなまちなのかを提案するコンペがあり、提案したところ、「大阪ガス賞」をいただくことができました。

 大阪事務所がある船場は、商人のまち大阪の古くからの中心です。近年、マンションやホテルが増加し、まちが変わろうとしています。将来の大阪のめざすべき都心の姿はどのようなものなのか、2030年でも「ワクワクできる船場」とはどのようなまちなのかを提案するコンペがあり、提案したところ、「大阪ガス賞」をいただくことができました。
 私たちの提案は、ここで働くワーカーとして、「働く」に焦点を当てています。船場はかつて「働く場」でありながら「暮らしの場」でもありました。しかし、今は朝オフィスビルに入ると、夕方まで出てこず、「船場で過ごす」という意識は低くなっています。どこでも仕事ができるような時代が訪れようとしている中で、「働く」だけでなく、船場で時を過ごす人が、チャレンジができ、成長できるような船場が「ワクワクできる」と考え提案しました。
 具体的な提案は多岐にわたるので、詳しくは船場倶楽部のHPにある作品を見ていただきたいのですが、「チャレンジを育てる仕掛け」と「人のつながりや知識など、豊かな仕入れができる仕掛け」を、オフィスの空き机やまちなかの空地などの「余白」を活用してつくっていこうという提案になっています。
 私たちはワクワクできる船場を「働く」の視点で検討しましたが、まちなかで働くことの意義は、船場以外のオフィス街でもこれから求められるようになると思います。まちに人が集まって働く意義とは何か、特に考えていく必要がある時代が訪れようとしているのだということを感じました。
※提案者は、羽田拓也、塗師木伸介、中川貴美子、絹原一寛、橋本晋輔 の5名。作品は、船場倶楽部 船場2030コンペHPでご覧いただけます。
船場倶楽部 船場2030コンペ

都市・地域プランニンググループ 橋本晋輔

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