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218号(2019年11月号)きんきょう&イベントのお知らせ

第17回適塾路地奥サロン「ベトナムでのプロジェクトから見る海外進出支援のあり方」を開催しました。


先日、「ベトナムでのプロジェクトから見る海外進出支援のあり方」と題して、大阪府の領家誠さんにお話し頂きました。
近年、ベトナムは日本企業の海外生産拠点として注目を集めています。その背景には、ベトナム国内市場の今後の成長性や優秀な人材が期待できること等があるでしょう。しかし、進出した企業に聞くと、管理職クラスの人材確保には中々苦戦される様子を伺っています。

 先日、「ベトナムでのプロジェクトから見る海外進出支援のあり方」と題して、大阪府の領家誠さんにお話し頂きました。
 近年、ベトナムは日本企業の海外生産拠点として注目を集めています。その背景には、ベトナム国内市場の今後の成長性や優秀な人材が期待できること等があるでしょう。しかし、進出した企業に聞くと、管理職クラスの人材確保には中々苦戦される様子を伺っています。
 一方、企業の海外進出のサポーター役を担っている日本国内の地方自治体は、今まで(1)相談(2)セミナー開催(3)海外現地ミッション(4)海外でのビジネスマッチング(5)現地サポート拠点の整備等支援策として取り組んでいます。いわゆる進出前から進出時までのサポートとなり、進出後の支援取組が充実されていないようです。
 領家さんは、大阪府が提案した「ベトナム国ドンナイ省におけるものづくり人材育成事業」の専門家として2014年からプロジェクトに参加されました。この事業は「ドンナイ省のモデル校において、日系企業のニーズに対応した教育カリキュラムを適切に、かつ継続的に指導できる体制を構築」を目標として掲げています。まさに、日系企業の進出後の課題であるテクニシャンクラスの人材確保に繋がる新たな進出支援の取組となっています。当事業は、JICAや近畿経済産業局の協力を得て、今も継続され、現地の人々から好評のようです。
 今回の適塾路地奥サロンには、ベトナム商務担当領事や、現地に事業を展開されている経営者等、ベトナム関係者が多く集まり、ベトナムの人材育成等を巡って、大いに盛り上がりました。

適塾路地奥サロン実行委員 ホアン ゴック チャン

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