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217号(2019年9月号)特集「とどける」

登山客が利用する山小屋の物資を届けている「歩荷(ぼっか)」を知っていますか?


普段の仕事でも、フィールドに出かけることは多いのですが、私は基本的に休日は、登山・素潜り・釣り等々、アウトドアに出かけています。

 普段の仕事でも、フィールドに出かけることは多いのですが、私は基本的に休日は、登山・素潜り・釣り等々、アウトドアに出かけています。
 その中でも、体一つで難所に挑戦できる登山が一番好きで、職場が東京になってからは、暇があれば日本アルプスの登山計画を友達と立てています。
 日本アルプスしかり、山には道中・頂上付近には山小屋あり、食事・宿泊が出来ますが、水や食料はどのように届けられているかご存知でしょうか?一部の山ではロープウェイ、高山の山頂ではヘリコプターで運ばれていますが、低山、高山でも標高の低い位置にある山小屋等や軽い荷物は「歩荷(ぼっか)さん」と呼ばれる方が、荷物を担いで、人力で届けられています。
 私が、テント泊で登山する際、1泊だとザックの重さは10キロ程度ですが、歩荷さんが届ける荷物の重さは、軽くて30キロ、平均して70〜80キロになり、中には100キロを超える荷物を届ける強者もいるそうです(私自身、普段から身体を動かしているつもりですが、10キロの荷物を背負って登るだけでも息を切らしながら登っています)。ちなみに、歩荷さんは、山小屋の食料・水以外にも、トイレ汚泥処理用のタンクやプロパン等燃料など、山で必要になる物資が届けられています。
 私たちが山に登る時、快適で、かつ、安心して山小屋を利用出来るのは、歩荷さんという裏方の活躍により実現しています。

サスティナビリティマネジメントグループ 駒和磨

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