レターズアルパック
Letters arpak受賞しました!
受賞しました!
まちづくり・都市デザイン競技で国土交通大臣賞を受賞しました!
(絹原一寛)
(公財)都市づくりパブリックデザインセンターが主催で今年は愛知県春日井市の「高蔵寺ニュータウンセンター地区」(約21.3ha)を対象に実施され、全国33作品から国土交通大臣賞を受賞。6月14日の表彰式で、大臣から直接賞状を頂きました。
所内でメンバーを募り、業務とはまた違った視点で都市デザインを議論、提案を形にする機会として取り組んできました。提出時期は2月、業務も多忙な中でしたが、頑張った甲斐がありました。
7月には、春日井市が主催するシンポジウムにもパネラーとして出席させて頂きました。一連の提案が、これからのセンター地区再生への議論材料になれば嬉しく思います。
※提案者は絹原一寛、坂井信行、清水紀行、塗師木伸介、竹内和巳、稲垣和哉の6名。受賞結果は、Webでご覧頂けます。
(公財)都市づくりパブリックデザインセンター
「多様な主体の連携による伊丹郷町のまち育て」2018年度第21回関西まちづくり賞を受賞しました!
(中塚一)
伊丹市の伊丹郷町でのまち育ての活動が、日本都市計画学会関西支部の「2018年度 関西まちづくり賞」を受賞しました。「多様な主体の連携による伊丹郷町のまち育て」が表彰対象で、官民連携による伊丹版メインストリート・プログラムの展開の成果が評価されました。
「メインストリート・プログラム」の実践
約15年間にわたる伊丹郷町での一連の活動及び事業は、アメリカ地方都市のダウンタウン再生を目的に開発・運営されている「メインストリート・プログラム」で提唱されている4つのアプローチに学び、それを同時並行的に徹底的に実施しているのが、継続して成果を出しているポイントです。
まちなみづくり「伊丹楽景」~まちのデザイン~
景観法による景観計画策定、「白雪ブルワリービレッジ長寿蔵」の景観重要建築物の指定、民間企業による「郷町長屋」や、江戸時代の遺構となる「郷町大溝」などの整備により、郷町らしい景観を創出しました。また伊丹酒蔵通り協議会による行灯を設置した夜景の演出や、周辺商業組織による沿道景観と調和したデザインのバナー掲載等の取組みが行われています。
にぎわいづくり「伊丹楽市」~地域プロモーション~
「伊丹まちなかバル」「酒樽夜市」等の地域の特性を活かしたイベントは、新たな出会いと連携を生み出しました。その後「伊丹郷町屋台村」、「伊丹クリスマスマーケット」、「鳴く虫と郷町」、「伊丹オトラク」、「イタミ朝マルシェ」などが生まれ、今では様々な活動が、一年中まちなかで開催されています。
こだわりづくり「伊丹楽座」~地域文化・経済の再生~
酒ケーキやかす汁うどん、いちじく・レモン・ほしいも等の農産品の活用等による新たな特産品の開発、また町家をリノベーションし魅力的な新規店舗立地を促進する共に、新図書館(ことば蔵)の開館による市民が関わる図書館交流事業としてまちゼミやビブリオバトル、帯ワングランプリ等を開催し、まちなかの活性化と回遊を誘発しています。
人づくり「伊丹蔵楽部」~組織運営~
実行委員会形式やサポーター制度により、まちのビジョンを共有しながら、やりたい人がやりたいコトを行える場(この指とまれ方式)を創出し、多様な「まち衆」が育つ環境づくりをまちなか全体で行っている点があります。官民連携で取り組む多くのソフト事業は、目に見える形で中心市街地の賑わいをもたらすと共に、次の「まち衆」が育つ場としても大きく貢献しています。
伊丹郷町のエリアマネジメントをめざして
今後も、「まちを使いたおす~まちを作るから使う時代へ~」「つながるまちづくり~市民の暮らしの目線で、活動や事業を積み重ねていく~」などの一貫した考えのもと、伊丹郷町のエリアマネジメントを睨んだ次の展開が楽しみです。
「桜井本町地区における『景観まちづくり&空き町家利活用』プロジェクト」奈良県景観デザイン賞の活動賞を受賞しました!
(山崎博央)
本誌Vol.210号でご紹介した銀行建物のレストランへの再生事業を含む取組が奈良県景観デザイン賞活動賞を受賞しました。一連の活動の主体となっているのは「都市再生推進法人桜井まちづくり株式会社」。旧布団店を改修した地域のまちづくり拠点「たまり場」で発足し、空き町家となっていた旧青果店をコミュニティカフェ『櫻町珈琲店』にリノベーションしました。さらに木造モダニズム建築の「旧京都相互銀行」を再生し、フレンチレストラン『ル・フルドヌマン〜櫻町 吟〜』をオープンさせました(アルパックが改修設計)。
これらの建物は、将来にわたりまちづくりや地域の景観をリードする建築物であり、伝統的な街並みや歴史的景観に配慮し、他の規範となっています。
企画・計画段階では、地元大学と近隣大学の教員・学生による精力的な調査研究やワークショップ、空き家利活用提案等も行われました。
産・金・官・学・民の協働によるこれらの取組は、様々な工夫によって優れた景観を創出した全国的にも先進的な事例であると思います。
都市・地域プランニンググループ 絹原一寛、大阪事務所長 中塚一、建築プランニング・デザイングループ 山崎博央
216号(2019年7月号)の他記事
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