レターズアルパック
Letters arpak216号(2019年7月号)特集「はずむ」
献血70回の表彰をはずみにして
皆さんは献血に行かれたことがあるでしょうか、行ったことがある人の方が少ないかもしれません。針が怖い、血が薄くてできない、時間がない…行けない理由は様々でしょう。
皆さんは献血に行かれたことがあるでしょうか、行ったことがある人の方が少ないかもしれません。針が怖い、血が薄くてできない、時間がない…行けない理由は様々でしょう。
私が最初に献血に行ったのは、大学受験を終えた18歳の春。大病を患い手術を繰り返す父に血を提供してくださる「誰か」に恩返しをしたいという一心からでした。そこから足掛け8年、先日70回目の献血を済ませて、日本赤十字社から感謝状を受けました。
売血が盛んに行われていた時代が去り、元号が令和と移り変わっても血液は人工的に作ることができませんし、永久的に保存することもできません。加えて献血には年齢制限もあるため、将来の血液不足が危惧されています。若年層の献血離れを食い止めようとPR活動が盛んに行われているものの、順風満帆ではないようです。街中では頻繁に献血バスを見かけますが、大阪駅でも再開発のあおりを受けて献血バスが停めにくくなっているとのことでそのような点でも難しい事情があるとか…。
献血を多くこなしたから自慢できる世界でもありませんし、献血しなかったから恥ずべきことでもありません。しかし、分かっていながらも、70回という数字は誇らしいものですし、献血に行ける体を作ることが健康を維持するモチベーションになっているのもまた事実です。100回目の献血ではまた表彰状を頂けるということなので、この表彰をはずみにして、こつこつと続けていきたいと思います。
公共マネジメントグループ 丸井和彦
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